2012/12/17

今年を振り返る - NC700X編

いよいよ今年も終わりそうなので、NCについてあれこれ纏めます。現在14000km。

  1. ツーリング装備おおよそ装着
    チェーンドライブバイクに必須のスコットオイラーに始まり、MCN45SiとProGripと巻きグリップヒーター、風防とユーティリティバー(純正OP風防)にスタンドワイドキット、Touratech装着とCOOCASEなど、とりあえず一ヶ月くらい野宿ツーリングいけるくらいの装備は調えました。これで現状不満がほぼないので、あとは小改造するくらいにして、DCTへの買い換えを目指していきたいと思います。
  2. DCTコンバージョンキットが出たら即買いたいレベル
    なんとかS DCTに試乗できましたが、そのあまりの性能に感動したのでもう買い換えのことしか頭にありません。左手でシフトダウンがやりづらそうなので疑似レバーキットはいれることになるでしょう。出来れば左手ブレーキをインテグラから移植できたら完璧なんですが...
  3. 足回りが不満
    フルパニアキャンプ道具満載(おおよそ50kg)して思ったんですが、プリロード堅すぎです...
    普段だとドッタンバッタンする足回りが、フル装備だとたゆんたゆんな感じになり非常にいいですが、普段フル装備しないうえに荒れた道が多いので気になります。リアのリングの調整非常にめんどくさいから触りたくないというのもありますし、フロントそもそもいじれません...

    幸い、マトリスやナイトロンからフロントプリロード調整可能なカートリッジや、リアリモコンプリロード調整付きのサスなどが出ているので、正直65万の吊るしで考えるより、サス代入れて75万とかで考えるほうがいいかもしれませんね。

    そしてタイヤ。BT-023がかなりの残念性能なので恐ろしいです。Pilot Road3のように水がなきが如しの耐レイン性能は当然無く、ANGELのような格上のタイヤと間違うようなドライグリップもない感じです。規定空気圧が入れすぎなような気がするので前後2.6くらいにすると、なんとかディアブロストラーダくらいのグリップになる感じです...

    じゃあその代わり恐ろしく持つのだろうと思ってましたが、Fがボチボチオタッシャ重点な感じです。リアはもう少し行けそうですが、フル装備で1000kmほど走ると一瞬で溝が減ったので単に車体が軽い分持ってるだけという感じがします。

    そして、足回りとはまた別なんですが、NCの特性であるハイギヤードなギヤを低い回転数からパワー出して走るという走り方はよく滑ります。よってレイン重視(というほどドライも悪くない)PR3に変えると思います。DCTだと、バイク側でトラクションコントロール的な機能がない場合、雨の日にDモードで走るのはちょっとコワイ可能性がありそうです。まあ慣れれば回避できるレベルではありますが、そういうちょっとしたところから体力というのは削られるものなのです。
  4. 全く新しい、革新的なヘッドライト
    NCで夜走っててすごいなと思うのは、H4にしては異常に明るく範囲の広いヘッドライト。
    ユリシーズのH7x1とH3x2の状態と光量以外はさほど変わらない範囲が照らされるので、AUXライトの優先度がモリモリ下がっていきます。

    それもそのはず。
    NC700Xすれ違い灯
    NC700X走行灯
    これを見て貰えば分かると思いますが、ヘッドライトからかなりの量のグレアが出ています。
    こうして光を弱く散らすことにより、照射位置以外の部分もある程度明るくするというわけです。

    当然ながら、これにHIDを入れると、この薄く光ってる部分が強烈に光ってしまう(もしくは照射範囲が大幅に減る)わけで、なかなか対向車にとっては愉快なことになってしまうと思い、結局M&Hのイエローヴィーナスにしました。HIDとグレアについては、F&F氏のページが非常に詳しく実践的なので是非一読することをオススメします。

    http://www.fnf.jp/xenonb.htm

    そして、肝心の走行灯は、Aみたいな形の光がすれ違い灯くらいの距離にでて、Aの先から真横にズドンと光が広がります。当然グレアそのままなので単体でも十二分に使えるわけではありますが、なんとなく補助灯も余ってるしそのうち付けようと思います。

    ちなみに光軸調整は車みたいにドライバ差して回すコマが右下に上下、左上に左右に動かすやつがついてます。
  5. 冬に入り燃費悪化するもやはり強烈な燃費
    -5度の諏訪とかも走りますが、フル装備ですらツーリングで30切ることまずないですね...しかし夏場は30台中盤くらいいくことを考えると、やはり寒い分暖機で燃料が食われてる感じではあります。まあどのバイクも喰われるのでNCに限ったことではありませんが。なお1時間くらいアイドリングするような渋滞オンリー行程で23を記録しました。
  6. スコットオイラーは工具スペースに貼り付け
    ハンドルに付けていて浸水してオタッシャしたスコットオイラーのインジケーター。どうしたものかと考えて、結局メットインの工具スペースの中に、強力ベルクロではっつけることにしました。これなら外せるし普段は固定されます。配線はうまいことマスキングと養生してバッテリーのほうに入れてます。これで浸水することはまずないでしょう。

    ただ気になるのは、オイルが悪かったり(生分解性チェーンソーオイル使用)寒いせいかもしれませんが、振動が少ないのか吐出量が少ない。よって固定量(最大の20sec/1滴)にして感度最大にするとホイルがベタベタするくらいには出てるようなのでそれで様子みてます。当然ながらタイヤが滑るほど付くことはありません。

    チェーンは14000kmで一回、つまり初期伸びを調整しただけという有様です。やはりチェーンドライブには自動オイラーは必須といってイイでしょう。
  7. ウィンドプロテクション
    純正OP風防のバーにナビを付けたかったので、いろいろありましたが純正OPに決定。まあ可もなく不可もなくというレベルです。むしろ純正はあのサイズのわりには頑張ってる感じです。夏場どうするか検討してますが、ナビつけたいのでそのままでいくかもしれません。

    あとはタンクとカウリングにより、足の太股をかするくらいしか風が当たらないんですが、それをゼロにすべく追加のウィンドプロテクターを足だけつけようと思います。靴はそこまで不満がないというか分からないので特段必要性を感じず。
もう正直真剣に大型バイクに乗る体力が無くなるまでNC以外に乗る気がなくなりました。その先はスーパーカブに乗ることになると思います、というくらい気に入ってます。来年もバリバリ乗って下取り価格をガンガン下げていくつもりです。

2012/12/16

NC700XにTouratech ZEGA Classic装着

これでようやくツアラーとして完成した格好に。
2012年現在NC700Xカスタマイズ

  1. 装着時の注意事項 - ステーが上下別サイズ
    うちはユリシーズでTouratechのパニアステーに装着していたので持ってたのでいいんですが、ステーの下部(可動しない引っかける方)がTouratech純正のサイズ(11mmかなんか)で、ネジ巻いて固定する上部がヘプコ用とされる8mmという変則サイズです。当然ながら、箱と8mmだけ買ってしまうと付きません!Touratechに確認して11mmの下だけと8mmの上だけが購入できるのか確認必須。最悪11mmを買って、上部にカラーなりなんなりの噛まし物を付けることになるでしょう。
  2. ドリル寸法が微妙
    ボルト穴の6.3mmは結構どこでも売ってるんですが、固定金具の10.2mmというのがあまり売っていません。10mm開けてヤスリで拡張するか、10.3mmで開けるかになると思われます。
  3. アーチの取り付け部分をかわす
    ヘプコステーの下部の後部に、左右のスタビライザー的なアーチを付けるための部分があるんですが、当然ながらステーの四隅に付けようとしてしまうと積みます。仮組みはしっかりやりましょう。
    装着、完了です…
  4. マフラーは当たらなければ気にしない
    仮組みした時点で、マフラーに当たらない位置であれば車体がどう動こうとも当たりません。社外品は何とも言えませんが、純正くらいの高さであれば大丈夫だと思われます...
なんというか、仮組みしてポンチして穴を開ける以外の説明が思いつかなかったんですが、そんな感じで穴を開けて、固定具に防水としてエポキシ系のボンドを塗って装着。うちはTouratechステー用の穴が当然ながら空いてるので、ボンドとダクトテープで養生してます。土砂降りでしたが浸水はしていない模様。他の穴開けるオプションパーツもこの方式でいけそうです。

装着したときの幅は、NCはハンドル幅が狭いので広く感じますが、アップマフラーなわけでもなくユリシーズと比べて特段広いかと言われるとそんなこともない気がします。ハンドル幅より握り拳半分くらい広い感じ。
パニアの広さ


さっそく装着してキャンプ道具満載で乗りましたが、プリロードが丁度良くなってるので普段のプリロードが効き過ぎなのを再確認。DCTモデルに乗り換え次第前プリロード付きカートリッジ後ナイトロンあたりにリプレイスしたいところです...

2012/08/19

Scottoiler E-Systemの顛末(追記)

公式でサマーセールでe-system Dual Injectorセット購入

10日くらいで着いた気がする。

本体シートレール、インジケーターハンドルに装着(ほぼ公式と同じ装着方法)

お盆ゲリラ豪雨の中ツーリング

浸水して壊れた...
↓(追記)
Scottに連絡

代替品送ってくれるとのこと

ということです。チェーンのコンディションがよかっただけに残念すぎます。
ちなみに海外フォーラムを見てると、インジケーター3つかって3つとも浸水したとかいう人もいて、使うなら防水対策をかなりしっかりやる必要があります。間違ってもハンドル周りにつけるのはオススメできません。

ちなみにインジケーターは150ポンドで別途買えます。

ということで、前から注目していたPTLube(78ポンド送料込み)を注文しましたので、インジケータ届き次第セローにPTをつけようと思います。

防水を考えた位置はすでに考えましたので装着したら完全に纏めたいと思います。

2012/07/16

NC700Xにツラーテックはかなり困難

今日完全にパニアステー取り付けて位置決めしていましたが...

  1. マフラーに思いっきり干渉する。
    恐れていた自体が。マフラー変えるかマフラーにステー噛ませて歪ませて下げるか、はたまた箱ステーの取り付け位置を思いっきり下げるか(Touratechステー位置だと箱の真下より結構上)...左側は勿論関係無し。
  2. アーチが邪魔
    綺麗に端っこ端っこで止めるのが事実上不可能。
  3. 根本的に形状が違う
    全ての金具を付け治す必要があります。アーチも考慮。
  4. その上でトップケースと干渉する可能性がかなり高い
    そこまで見る余裕がなかったんですが、ステー位置によってはヤバそう。
という感じです。事実上付かないと思ってよいかと...とりあえずまだ買ってない方はTouratechが出すのを待つか諦めましょう。SW-Motechとかよさそうですよ。

2012/07/10

ワイズギア PEAカーボンクリーナー

日々の巡航回転数が2000rpmというNC700X。
そこについて回りそうな問題として、カーボンの付着があります。よく低回転数だけで走ってるとひっつくのでガンガン回そうというアレです。

だが、いつでもどこでもガンガン回すわけにもいかず、大体どれくらいガンガン回すかという基準もないので、ここは確実にメンテしておきたい部分でもあります。

そこでいろいろ漁ってたんですが、有象無象の添加剤は何があるか分からず効果の保証もないのでパスしていましたが、ヤマハからインジェクター周りのカーボン洗浄専用添加剤が出ました。

所謂性能アップを謳っていなくて、ハイオクに入っている洗浄成分を使用しているのでトラブルが起きないであろうということと、メーカー側としてもインジェクション周りの洗浄は重要視しているので、そのために作った純正品ということはまあ効果もありそうなもんです。

2012/07/09

Scottoiler e-System+Dual Injector購入

なんとなくScottoiler公式を見ていたら、サマーセールがやってました。
内容を見ると、e-System+Free Dual Injectorとか書いてあって愕然。e-System入荷したら連絡くださいって言ったじゃないですかぁぁぁ!

 ということで早速購入。175ポンドに送料20で24702円という格安っぷり。

到着し次第早速装着したいと思います。お盆のロンツーに間に合えばいいが...

2012/07/02

動画投稿しました - GSR#001 minimix

バイクの話題ばっかりの中唐突でアレなんですが、結構前からドラムンベース系のリミックスとオリジナルを作るサークルGroundspider Recordsを今年から本格的にやっていこうと思っています。まだまだ至らない所ばかりですが暖かく見守ってもらえるとありがたいです。トラックはさることながらサークルとしての活動をどうしていいのかすら全く分からないという有様。

さて、今回はほぼメインでやっている東方projectの二次創作ニコニコ動画上オンラインイベントである第四回東方ニコ童祭がやっているので気合いいれてやりました。動画はこちら。



 前々からかなりチェックしてるFuture Jungleと呼ばれるジャンルがシブすぎるのでやってみたかったのでやった感じです。曲もさることながら、今回は前々からやりたかったminimix形式(PCDJないのでFLで仮想Deckみたいなの考えて切った張った)でつないでます。やはりトラックは繋いでナンボなんで...

PCDJも開始する予定なので、それまでになんとかネタを増やしておきたいところですね。動画的ネタもやっていきたいしサムネもイカスのを考えたいものです。

とりあえず今回のトラックの説明。
  1. Groundspider - Trojan Jungle
    原曲:ZUN(上海アリス幻樂団):トロヤ群の密林 - 鳥船遺跡~ Trojan Green Asteroid

    チョイ前に出た音楽CD鳥船遺跡のトロヤ群の密林をFuture Jungleでremixしています。Future Jungleとはなんぞやというと、90年代初頭に流行っていたジャングルの前身であるハードコアレイブ系の流れを組んで、ジャングルっぽいbreaksを作るジャンルで、bpm140前後のジャングルなので、140とかJ-Tek(Jungle Technoの略?)とかJungle Breaksとかまだジャンルの呼び方すら定まってないオイシイジャンルです。90年初頭テイストなのにFutureとか付けてしまうのがまたイイんですよね...温故知新。

    原曲が結構既にソレっぽい感じなんで、雰囲気を殺さずに生楽器っぽいベースとアーメンブレイクでゴリゴリやるシンプルなトラックに。

    久々に実写サムネが採用できるのもよいですね。持ってて良かったオフロード車。
  2. Groundspider - Śūnyatā Girl
    原曲:ZUN(上海アリス幻樂団):ハルトマンの妖怪少女 - 鳥船遺跡~ Trojan Green Asteroid

    EZ Rollersのmixとか聞いててそれっぽい疾走系テックステップを作ってたんですが、せっかくのイベントだしminimixにしたくね?ということで急遽Future Jungleに書き換えることになった可哀想な曲ではあります。テック版もVIP trackで出したい所です。

    Śūnyatāというのは仏教用語の"空"のことで、心を捨てて空に迫ったというこいしの説明が非常にグッときたのでトラックネームに採用しました。

    後半通常速度に戻るのは完全な趣味。
最後に、いつもアツいゲームと素晴らしい音楽の創造主である"神主"ZUN氏、並びにニコ童祭の運営に尽力したスタッフ、そしてイベントに参加した全ての方々への感謝の意を表したいと思います。

2012/07/01

ヘプコ&ベッカー 3boxステー(LockIt) トップのみ装着

ついに念願のLock It式パニアステーが到着しました。
とりあえずTouratechの金具がどうなってるかつけてみたら...なんと上下が広くて付かない...
どうせ金具変えるので外す必要があるので、その時に位置合わせしてドリルで穴開けて付けることになりますね...
ヘプコ

あとは、トップケースステーに付属する金具だとトップケースしか付かない(当たり前)ので、パニア付属の金具を使用します。3setのみ金具無しとかにしてくれればいいのに...

それはともかく、取り付ける手順は恐ろしく簡単。給油口開けてグラブバーのボルト隠しを取ってボルト外して、グラブバーと共締めするだけです。あとは金具にトップケースステーつけて終わり。

 そこからヘプコBOXユーザは背もたれみたいなのを付けるみたいですが、COOCASEなので背もたれ付けずに台座を取り付けて終わりです。

NC700X with COOCASE on Hepcoステー

さっそく軽く山道走りましたが、やはりプリロードが強く掛かっているようで、トップケース付けると足回りが非常に良い感じに。ようやくアルプスローダーらしいしなやかな足になりました。

サイドケース取り付けはまた書きます。

2012/06/10

チェーンオイラーいろいろ

ビューエルで3年40000km、一度切れた以外は足回りのあの字も見ないバイク生活になれきってしまい、すでにチェーン給油がめんどくさくなっています。

セローはつっかえ棒で簡易センタースタンドが出来るのでまだ楽なんですが、NCにセンスタ付けるのもめんどくさいが、かといって自宅(エレベータ無し5階)から毎回メンテスタンドを下ろすのもくたびれます。

しかしチェーンオイルメンテの性能のよさや汚れの少なさはそのメンテサイクルを考えても魅力的なのは確か。

そこで、TDMに付けていたScottoilerを付けようと思ったのですが、NCはどうも負圧を取るホースの類が全く無く、インマニに穴を開けてネジを付けるみたいな話になるのでゲンナリしているので、電子式のオイラーをいろいろ見繕ってみました。

  1. Scottoiler E-System
    本家本元スコットオイラーの電子式。液晶モニタにGセンサなどハイテク機能が標準搭載されています。ただ何故か公式がずっと品切れしてますが、探せば即発送な通販サイトがあるのでそっちを当たりましょう。日本代理店は全く動いてないようです。

    メリットはオイルタンクなので自分で選択できる、Gセンサなどで油量の調整が精密(らしい)、取り付けが割とシンプルといったあたりでしょうか。値段はおおよそ25000円といったところ。
  2. ACUMEN chain oiler
    ギヤポジションインジケーターDG8でお馴染みのACUMENもchain oilerを出しています。油量調整メーターがあって調整できます。

    メリットは安さ(2万丁度程度)ですが、オイルがカンを装着するタイプなので、チェーンオイルの入手が非常に苦労しそうです。もっともこの手のオイラーはそんなすぐ減る物じゃないので、一緒に注文しておくといいかもしれません。
  3. CL200
    ドイツのメーカー。Speed Kitという装置を取り付けると車速に合わせた量に調整できたり、デジタルメーターをつけて200ユーロという値段や、大容量(500ml)タンクで40000km、SpeedKit装着でその倍というバイクの寿命より長い容量や、調整式ハンドルヒーターのメーターもつけることによってものものしくできます。値段はおおよそオイラーのEと同じくらいでしょうか。
  4. Morax Lubetronic Electronic Chain Oiler
    リレーでon/offするだけのシンプルなタイプ。80ポンドという安さが魅力か。
    ただし海外フォーラムでの評判は低めだが、内容は電子は信用できない、負圧のscottoilerのほうがいいというNCにはどうにもならない理由なのでまあ...ちなみに調整キットが別売りな模様。
  5.  PTLube
    Moraxのように安いタイプ。公式サイトの記述が丁寧。値段は例によって80ポンドほど。
  6. PRO Oiler
    車速検知マグネット付きだが値段はオイラーに準ずる。
ざっと日本で手に入るものはこれくらい。余裕があれば是非ScottoilerのEを付けたいところなんですが、CL200の大容量というのも捨てがたいところではあります。今すぐ安く付けたいと言う場合はPTLubeもよさそうです。

2012/06/03

NC700Xおおよそ乗りつくしたので雑感

だいたい全てのシチュエイション(街乗り、渋滞め通勤、高速、林道、ロンツー)を通過したので纏めます。
  1. 独特すぎる設計・コンセプトへの理解と慣れが最重要。
    レブが低いのはユリシーズも同じなんですが、ユリシーズは"レブが低い"だけで普通のバイクと変わりませんが、コイツは根本的に設計思想が違います。

    普通のバイクではまともな反応が期待できない2000rpm以下から実用で使用でき、かつ6500rpmまでどのギヤでもあっという間に吹けきらせるパワーを持っています。それだけ聞くならまあいいんでないのと思いますが、問題はギヤ。

    燃費運転の鉄則は、なるべく短い時間で巡航速度まで到達し、その上で出来る限りの低回転低アクセル開度なわけなんですが、NCはまさにそこに最適化されています。

    どういうことかというと、各ギヤが高く広くなっていて、守備範囲の広いギヤがが超絶クロスになっている感じです。

    ということは、発進して回転数とアクセル開度を上げることなくパワーが出ているので、そのパワーを切らさずにガンガントップギヤにあげていって、トップ低回転で巡航するということに特化しています。

    追い越しや合流などで速度が必要?各ギヤは高く広いのでアクセルを回せば回転数上がる前にガンガン速度が伸びます。速度あげる用事が済めばまた巡航燃費運転にギヤ変えることなく戻せます。

    この鉄則は今までどのバイクでも(スポーツバイクは勿論カブやセロー、HD/ビューエルですら)まずなかった設計なので、非常に調子が狂いました。

    そしてMTだと、構造上通常"エンジンが回ってないと"ギヤが入りづらいもんなんですが、走行中にそれが起きるくらい低回転で巡航できるので、そこも頭にいれとかないと割とビックリすることも多々。

    しかもものすごいエンジンのポンピングロスの無さ。ギヤ比もあいまって、普通のバイクのようにエンブレで止まろうとするとアイドリングまでギクシャクせずにスーッと進みます。止まりません。

    とまあ未だかつて無かった特殊な作りなんで、それを意識して乗り方を研究する必要があります。最もDCTなら研究なんぞ必要なく機械がやってくれ、シフトチェンジ速度も比じゃないのでこのエンジンを最も活かしてくれると思います。なぜこんな設計にしたのかというと、それは後述します。
  2. 化け物じみた燃費
    ほぼ下道の山道オンリーで200kmくらい進んだところで燃料系(およそ2.5Lで一つ減る)が2つしか減ってません。もっとも正確じゃない燃料系なのでしばらくして給油して34km/lでしたが...流れが悪かったりバイパスの流れに乗って走行してる区間があることを考えるとセローでもこれくらい出るかどうか...およそ下道の山道オンリーではこのへんが出てます。

    渋滞ぎみの通勤路でも30前後常にキープ、その上で峠でガンガン回して乗ってみても27が今のところの最低値です。山道国道ツーリングで35行かないくらいの燃費はもはや脅威。深夜の下道バイパスオンリーとかだとどんな燃費がでるのやら。上記のコンセプトはすべてこのためにあるのです。

    ポンピングロスが少ないので、常時微開で定常走行するより、グライディング(プリウスなどで行われる燃費運転で、減速時は勿論のこと、巡航でもなるべく短い時間で巡航速度より少し高い速度まで加速して、巡航速度までアクセルを閉じて滑空するような走法)のほうがよさそうではあるんですがまだ何とも言えません。DCTに乗ってホンダの回答を見てみたいところです。
  3. 安定した直安に怒濤の低重心と素晴らしいトラクション
    メットインを作るという主目的のためにLツインのフロントバンク並に寝かされたエンジンに、シート下に移動されたタンク、妙に低い位置にプロリンクで設営されたサスペンションなどにより、重心位置は125のスクーターくらいの位置、乗った感覚だとステップより上に重い物がある感覚は皆無。

    これが走行にどういう影響を及ぼすかというと、リーンアウトで車体だけ倒して曲がろうが、リーンインで車体を倒さずに曲がろうが、腰を落として曲がろうがバイク自身が恐ろしく安定しています。バイクのライダーを含めた部分がどうなってようが、バイク自身は常に一定の位置にあるような感じです。

    もっともそのせいで車体の切り返しが鈍く若干アンダー気味ではありますが、まあこの程度なら慣れといえましょう。ただBT023がどうもイマイチなんで、ANGEL当たりブチ込むと豹変する可能性はありますが、たぶんPR3にすると思います...

    安定しまくった車体の上に、燃費のために最適化されたエンジン特性が思わぬ効用を。
    エンジンが回って無くてもパワーと速度が出るので、トラクションがいつでもどこでも掛かっているので、BT023であろうとヘビーウェットで滑る気がしません。勿論低回転ハイギヤードなので、相当無茶しないかぎりホイルスピンすることもまああり得ません...

    オフロードも走行しましたが、ヤケにスタンディングしやすい上にエンジンを回さなくてもスピードが乗るので、オンタイヤにしてはものすごいグリップを発揮しています。低重心も相まって17インチフラットダートでは最も走りやすいかと。タイヤもon/offにすれば北海道程度のフラット林道ならオンよりタイヤのデュアルパーパス並に走ることは十分に可能。これはトランザルプが出そうな...
    生野周辺の林道

    ビューエルと比べるのはアレなんですが、安定志向に振った車体により高速道路の走行でも全く不安を覚えることはありませんでした。
  4. 便利すぎるメットイン
    スコーピオンのXL(Tourcrossよりガワがデカイ)やツアークロスバイザー無しLなどを楽々飲み込むサイズ。勿論メットいれてもいいんですが、どうせこの手のバイクは箱をつけるので、あえてメットを入れずに雨具とかの小物をいれるといいかもしれません。雨が降ったときにいちいち箱まで行かずに上着だけでも着ることができたり、シールド洗ったりできます。そしてバイザー付きメットはどっちみち入らないですしね...
  5. 課題の残る足回りだが、箱をつけると良くなる可能性も
    65万のバイクに何言ってんだって話なんですが、足回りはかなりイマイチ。全体的に堅すぎます。やや荒れたバイパスを走ろうものなら手首か腰がヘシ折れる感じです。低速だとヤワくなるのかというと全くそんなこともないので全体的に堅すぎる感じです。比べるのも失礼な話なんですが、ここはユリシーズのフルアジャ柔らかめカスタムには遠く及ばず。調整しようにもフックレンチでリアプリロードがいじれるのみ。めんどくさいから触る気すらしません。

    だが、コイツのコンセプトは本来フルパニア装着でのロングツーリング。荷物を積むと総合的にいい案配になるという可能性もまあ無くはない(ユリもトップケース込みのセッティングで出してるので箱外すと堅くなる)ので様子見です。リアプリロードもいじることもできますが、とりあえず荷物積んでから考えたいと思います。まあ安いからリアOHまで我慢してリプレイス調整機能付き付けてもいいっちゃあいいですが。
  6. 明るいヘッドライト
    最近はコンピューター解析が進むことによって、ヘッドライトのデザインと光軸を自由自在にデザインできるので、昔のH4みたいに痒いところに手が届かない光軸ではなくなって非常に明るいです。ローは割とハッキリカットされた幅広な形状で、ハイは正面に短刀みたいな尖った三角がついたうえで、左側が目線まで照らされているが対向車線は薄い光になってるような感じです。
  7. サイズの割にがんばってる風防だが、やはり高くするか調整機構が欲しい。
    あのサイズの割に、高速走行で伏せると驚くほど風をシャットします、が、やはり通常のポジションだと夏場はいいが冬場はつらそうなんで、もうちょいデカい風防が欲しくなりそうです。一応純正も高さ調整できるんですが、あんなもんメンドくさすぎです。ユリシーズみたいな完全スライド式が出ればいいんですが...ユリ用汎用可倒シールドを作っているPalmerproductでは今のところ未定です。残念。
  8. 燃料計は信頼してはいけない
    走ると増えます。止まった状態で確かめるとまあまあ正確な感じです。リザーブに入った時にトリップになったりもしない(というかこの精度じゃ絶対無理そう...)のでトリップを使った管理は必須ですが、別にまあそこまでシビアな給油感覚でもない(30km/lとして2L余裕残した12Lx30で360km。下道の平均巡航距離が30km/hとして12時間は走れます)のでまあ諦めが付きます。
  9. 静かな走行音は新しい時代を思わせる、が、マフラーの形状はなんとかならなかったのか...
    そこまで凝ったマフラーでもないんですが(むしろ純正もストレート構造)、回転数とエンジンの緻密さが相まって、高速走行を含め走行音がほぼ聞こえません。電動バイクといえどもモーターの音とかすると思うので、もし電動ツアラーが出たらこういう風になるのではないかと思わせる新しさです。

    しかし4000rpm以上をキープすると割と迫力ある音になるので全く牙がないかといわれるとまあそうでもないという感じです。

    賛否両論ではあるんですが、ナビ/ヘッドセットの音量を下げたりすることができたり、長距離での疲労低減や、社会的な悪影響を減らすことを考えると必ずしも悪いことではないなと思います。
    もっとも今のマフラー認証制度により、EU認証モデルならバッフルを固定させれば装着できますし、構造がシンプルかつ騒音規制に落ちようがない低回転エンジンなんでマフラーの開発も盛んなので煩いのがいいという人にも対応できます。

    ただ、サイドケースつけるのにあの跳ね上がりはないだろう...TDMは結構地面と並行な感じですし、Vやユリはアンダー、他はアップだったりして箱付けるのに邪魔にならないのですが...
    ヘプコや純正は分かってつくってそうですが、ヘプコベースにTouratechを付ける予定なので不安です。
  10. スポーツ走行のコツ
    何せ燃費と価格だけが注目されてますが、峠や山道を走るのは慣れれば面白いです。
    まずはギヤ比が広いので、燃費度外視で傾斜に合わせてギクシャクしないギヤ(3速とか)固定にしておけば、ギヤチェンジする必要が一切ありません。ブラインドで20km/hまで落とし、立ち上がりで制限速度まで(ということにしといてください...ちなみに高速合流でも3速あれば十分な速度までカバーされます)一瞬で到達します。車高の高さによる不安定感(他社と比べると重心低すぎてそうでもないですが)と低重心がゆえの切り返しの遅さはブレーキングを有効に使って積極的に車体を調整してやるとよいですね...
とまあ分かってはいましたがかなりクセのある車体なんですが、それも全ては低燃費とメットインかつ低重心と65万という値段のために設定されているので、そこを理解していれば乗りにくい珍車という感じはありませんでした。むしろ人間のほうが今までの"特殊な"バイクのエンジンに慣れているのでそこに違和感を感じる次第であります。まあDCTがやはりメインであることは否めませんねこりゃ。

2012/04/24

バイク乗り換え : NC700X

北海道を断念した時点から気持ちが割と固まった上に、まあまあ納得の下取りが付いたのでNC700X ABS無し赤に乗り換えることになりました。納車はGW開けで北海道から帰ってからになると思います。

 メーカーの閉鎖から度重なるトラブルなどいろいろありましたが、 楽しくなければ3年で通勤無しで4万も乗ることはありません。惜しいですがここにてホンダの本気とバトンタッチです。

ビューエルについてはまた纏めたいと思います。

http://instagr.am/p/JzKUyniEAG/

2012/04/01

セローエアクリ・プラグ・オイル交換

前に買ってあったエアクリを交換。ブローバイの汚れはまあ今時のバイクくらいなんですが、結構ボックス内に砂とかが入り込んでるのが気になります。まあオフ走ってるから当たり前ですが。

プラグはどうも最近妙な失火やパワーダウンがあったので、そろそろだと思い交換。割とヘタってたんで10000kmくらいで交換するのが丁度よさそうです。

オイルはワコーズのプロステージSを最近いれてますが、やはりヘタりだしたら止まらないのがこの手のオイルの欠点でもありますが、最近お気に入りだったパノリンの量り売りがないんですよね...と思ったらストリートとレーシングかなんかの量り売りが始まってたので次フィルター変えるときにはそっちに戻すかもしれません。

14734km交換

2012/03/18

2012年大阪モーターサイクルショー

今年は良いバイクが多いので久々に行くことにしました。雨なので試乗は無し。
ローダー以外はしょってるので写真全部見たい場合は
https://secure.flickr.com/photos/fakejames/sets/72157629238012392/
こちらになります。

  1. KTMが熱い!
    KTM Freerideの350が出展されているので見に行きました。これは楽しそうなバイクですね...
    KTM Freeride350
    前後チューブタイヤでビースト1つついてました。この装備でなんとお値段84万だそうで...車検があるのは仕方ないですが、まさに裏山仕様なバイクなので気になります。ロンツーはセローにお任せ!
    KTM Freerideプライスボード

    もうひとつはDuke690。そこそこコストダウンはされたものの、80万代という比較的安いプライスがついているファイターです。跨った感じは完全250のネイキッドのファイターですねこれ。昔VTでそんなの作って乗ってたんで楽しそうです。
    690Duke
  2. ヤマハのセロー推しが熱い!
    RYOKUが発表されているのは知ってたんですが、RYOKUイメージのワイズギアセロー部品が出る模様です。
    RYOKU
    RYOKU。コンセプトとはいえほぼセローなんで動きそう。
    RYOKU2
    アンダーガード兼スコップの柄。マフラーが低くてTWっぽい。
    RYOKU1
    Li-ION予備バッテリーやら空冷ファンやら。この辺は市販にはキツそうですね。

    そしてワイズギア部品セロー
    ザイル
    いろいろデカイ。
    オプションお品書き
    お品書きはこんな感じ。値段書いてるやつは今売ってるオプションです。
    コックピット
    バカデカい風防
    フロントキャリアはR-GS系のナビステー用バーがついており、かつ牧羊バイクみたいにヘッドライトの上に小物が置けるような形状。ハンドルガードはちょっとおしゃれーな感じ。
    セローサイドキャリア
    サイドキャリアが長い、どれくらい長いかというとツラーテックの箱くらいの高さがあります。モンベルのドライサイドバッグでも全部埋まらないかも。
    デカいキャリア
    リアキャリアはサイドバッグサポートのあった場所くらいまで張り出す感じ。上で寝れそうです。
    クラッシュバーとライト
    クラッシュバーとLEDライト。ここにフォグをつけよう。
    とまあ、セローをロンツー用ツアラーにする部品盛りだくさん!ゲロアタには外すでしょうがロンツーも快適にこなしてしまうセローの懐の広さを感じます。
  3. kwsk...
    Versys1000
    まさかのVersys1000展示のみ。120であの装備はアツいとは思いますね。ローダーというよりZ750Sとか好きな人にはいいんじゃないでしょうか。
  4. ホンダはNC大盛況。
    NC700Xコンセプト
    コンセプトモデル。パーツ市販可はなさそう。ODホイールって斬新すぎますね...
    当然ながらNC三兄弟大盛況。Sはさらに一回り小さくて250みたいでスゴイと思った。
    しかしインテグラのメットインが衝撃のシート下クラスであれはどうなんだろうか...NCのほうがメットインがデカイという不思議な構図に。しかしフルパニアはつきます。
    インテグラ
    迫真のメットイン
    そして無限ブースにクロスツアラーとクロスランナーも置いてありました。
    クロスツアラー
    なんかクロスツアラーはポジションが各社にくらべてかなりヘンチクリンかつシートが低すぎて困った感じですね...ステップが前すぎかつ高すぎという感じか。しかしV4とは思わせないコンパクトさですね。体感NCとそんな変わりません。
    CRFとか痛単車は割愛
  5. スズキは新型V-StromとInazuma250
    V-Strom650(New)
    確かに前モデルにくらべて軽快感が増しています。装備もタンク容量が若干減ったものの充実していますね、NCのインパクトにかき消されがちですがイイバイクですねえ。
    Inazuma250はなんかリアシートが古くさすぎてビビってますが小僧っぽい人には割と好評そうでした。ヘッドライト丸目にしたらそれはそれで売れそうな。
  6. BMWはG650GS発売確定か
    G650GS
    値段次第ではダークホースになりそうな単気筒GS。発売確定で値段をどうするかという段階で6月頃発表らしいです。サイズはまさにちょっとだけデカいセロー。DRZでツアラーつくるとこんな感じかもというサイズですね。
  7. 次期メットはNeotecか?
    NC700Xとの絡みもあるんで次はオンメットにしようと思ってますが、オンメットで困るのが西日。
    サングラスなんぞメットの中に入れたくはないんですが、かといって日差しはどうにもならず。オフメットだとバイザーで太陽隠してなんとかなりますが、オンはどうにもなりません。ということで、インナーバイザーが国産メーカーで初めて付いたNeotecをかぶってみました。

    普段アライLなんですがNeotecはMでジャストという感じ。バイザーも視界全部塞ぐ感じで、ピンロックもフチが狭いのでかなりよさそう。そしてそこまで重い感じもありません。
  8. TX3は...
    TX3もあったのでかぶってみましたが、1-2ほどの差はありませんでしたね...
  9. SYMのカスタムが面白い
    職場が海の近くなんで、毎日のように釣り竿担いだライダーがいるんですが、そこにSYMが参入。
    SYMのベンリィっぽいやつ釣りカスタム
    バイクは現行ベンリィ風の何かなんですが、リアボックスがクーラーボックスになってたり、釣り竿が邪魔にならないように装備できたりと釣り仕様になってました。釣りが盛んな近畿圏だと欲しがる人は多そうです。
  10. 北海道無敵仕様カブサイドカー
    カブサイドカー
    あらかわいい。スパイクタイヤ装備で真冬の宗谷岬も楽勝だと思われます、たぶん。54万だそうです。
ざっと見た限り興味を引いたのはやはりFreeride!あの装備で84はかなりお買い得プライスだと思われます。用途がかなり限定されるのでまあそれはそれでアレではあるんですが...セローでゲロオフ行き尽くして次の次元に進みたくなった人にはうってつけかもしれません。ロンツーはワイズ部品付けたセローでいくとして。

RYOKUイメージのセロー推しはありがたいですね。オン向けタイヤ付けたホイールを用意してロンツー装備を整えるのもいいかもしれません。

そしてG650GSは価格次第では恐ろしいことになる予感。かなり気になりますね...

他にもまあいろいろありましたが、今回は結構見所が多くて良い感じのMSショーでした。

2012/03/11

Tiger800 - ミドルクラスローダーの新基準

本日は岡山まで、念願のタイガー800の試乗に行ってきました。XCとかは結構あったりするんですが、いろいろすれ違いがあり今日に至ります。ちなみにXC興味無いんで触れません。

さて、トライアンフが満を持して出したローダーであるタイガーは、F19インチキャストホイールという、V-StromやF650GSのような構成なんですが、特徴はやはり三気筒。よく言われる2気筒のトルク感と4気筒のスムーズさを持つと言われる三気筒675エンジンを800にボアアップしてツーリングの余裕を持たせたモデルです。その実力やいかに...

ザックリ纏めると、
  1. 二気筒のトルク感と四気筒のスムーズさ
    三気筒自体に乗ったことがなかったので、裏返せば四気筒みたく回らず二気筒ほどトルキーじゃないんじゃないかと思ってたんですが、タイガー800に関してはそれは全く当てはまりません。アイドリングでのギクシャク感の無さはまさに四発の如くスムーズで、2000-6000rpmまでは等間隔爆発パラツインもかくやというトルク感。それ以上も回るんでしょうが公道ではちょっと回せません。つまりまあツーリングなら2-3000回ってれば十分動くという低回転でのパワーから、回すとガツンと吹き飛びそうなパワーが出て、かつもっと回る(たぶん)という感じです。これは面白い。
    そして、社長の談ですが、タイガーに関しては後述する大容量のジェネレータが良い案配に抵抗になってこの独特のパワー感になっているそうです。
  2. 特徴的なエンジン
    スムーズなエンジンにありがちなのは、モーターのように精密だがどうも面白みにかけるというもの。ところがこの三気筒は、2気筒ほどではないにせよ爆発感があり、かといって二気筒ほどゴリゴリしておらずという絶妙さ。体の下で何かが爆発して回ってる感覚があるのはいいですね。シフトのタッチもガッチリだけど重いという感じではなく、国産ほどヤワすぎるというほどでもない絶妙さです。
  3. しっかりした足回り
    セッティングがリアのプリロード(ダイアル)しかないものの、倒立フォークが付いており、一応オフタイヤがあるF19ではありますが、作りはもはや完全にオンロードと言ってしまっていいでしょう。当然ながらオフタイヤを付ければダートでのグリップは変わるので一般公道で遭遇するオフを通過するには問題ないようです。なお純正タイヤのスコーピオントレイルはオンでのグリップは全く不満ありませんでした。F650GSのオン走行性能と比較するには余りにも失礼すぎるレベル、どっちかというとTDMですねこれ。
  4. オプション多才+本気の電装
    Touratechフルオプション展開があります。そしてユリシーズのように、500W越えのジェネレータがついており、電熱補助灯なんでもござれ。当然純正もいろいろあります。あとはキーシリンダー横にヘラーソケットがあったりと細かい工夫もあります。そしてメーターがギアポジションインジケータ、瞬間燃費計やらなんかいろいろついてます。
  5. コンパクトだが迫力がある車体
    もうこれは好みの問題なんですが、Vほど細すぎず4発ほど太すぎないパラツイン的な寸法です。TDMと比べるとちょっと太く感じるようなレベル。まあ三発なんで。
  6. 想像以上の取り回しのよさ
    ラージホイーラーで腐ってもローダー系高身長モデルでクラスで重量的にもっとも不利であろう三気筒となると辟易しそうなものですが、コーナリングでFが立ちすぎる感じは全くありません。かといってタイヤが細いからといってヘナヘナする感じもないのでF17インチモデルと遜色ないコーナリングが出来ます。重心も結構低いうえになんせ足つきがイイ(アエラローダウンリンク入りだが無くてもよさそう)ので気楽に乗れます。
  7. 明るすぎるヘッドライト
    珍しくH4の二灯です。勿論上下動がある乗り物にHID入れるのはオススメしませんが、HIDx2の走行灯にすることができます。補助灯までいれたらどうなることやら。
  8. そこそこのタンク容量
    19Lなんで20km/lでも380kmはいけます。
  9. 割とシンプル
    配線とか全体的な作り、そして駆動系とかはゴッツイ普通ですが、外車なんで量販店のサポートは期待しないようにしたほうがいいですね...車重も装備210kgなんで下手な600より軽いです。
  10. 割安なお値段
    ABS付き(しか今年はないですが)で120、いろいろ足して乗り出し13-40といったところでしょう。
気になる所を纏めると、
  1. 燃費
    15-20とあまりパッとしません。もっとも800ccということを考えるとそんなもんだとも言えますが、もう一声欲しい気持ちもあります。
  2. 足回りが若干堅い
    オンロードを高速で攻めるには良さそうな案配ではあるんですが、肝心の荒れた道などではセッティングをもっとヤワくしたくなりそうです。リアプリロード全抜きクラスで遊び増やしてどれだけユルくなるかですね。ダンピング自体は悪くなさそうでしたが。
  3. ケツがいたそう
    通常シートだったんですが、若干堅そうなのが気になります。もっとも形状はしっくりはします。
 という感じです。ミドルクラスローダーの基準点はコイツという感じです。オン悪路ツーリングに関してはこれが標準で、これからさらにオンを捨ててオフに寄せるとトランザルプとかF650GSTwinで、さらにオン向けコンパクトにするとVersys、航続距離などゆったり系重視のV-Stromときて、変態装備のNCという感じでしょうか。このバイクはまさに言葉で説明するより乗らないと良さが伝わらない良い例だと思いました。ミドルサイズでご予算内なら一度試乗する価値はあります。

2012/03/01

ツーリングオーバー北海道

本日フェリーを予約し、生涯初の北海道上陸を果たすことになります。
バイクは本当はユリシーズで行きたいところだったんですが、もろもろの状態によりセローで行くことになりました。

とりあえずいろいろ忙しくなりそうです。

2012/02/26

セロー250ポジション最適化計画おおよそ終了

セローで前々から気になっていたポジション。それは元々低すぎるハンドルに、Touristを履くことによって若干リアが上がって前が下がってさらにハンドルが低くなることです。スタンディングすると手が太股より下になるので上体がかなり下がり、そのせいでハンドルに荷重がかかりつつリアに荷重がかからないという有様。

これを直すにはハンドルを高くするかハンドル位置を高くするかなんですが、特段ハンドルの剛性や重量に不満がないのと、うかつにハンドル買ってワイヤの取り回しが微妙だったり合わなかったら悲惨なんで、ZETAのバーライザーを導入しました。19mmアップ。

これにより完全に乗り味に大きな変化が。

まずは人間の前傾が解消されたことによって、リアステップの同軸上から重さがブレないんで、ものすごいリア荷重というか、ほぼ一輪車です。

当然人間の前傾がないので、前後左右に自由にポジションが移動でき、かつハンドルに力を入れる時も、体制を一切変えずに行えるようになりました。 スタンスティルが飛躍的に持続できるように。

オフもちょっとだけ走ってみましたが、リアに掛かる荷重がかなり増えたのはいいんですが、フロントがフラフラなので若干怖いですね。Touristの弱点ドロドロ状態だったんでさらに。岩場かつ迫真空気圧ならまた違う感触になるかもしれませんが、若干この状態に慣れないと怖いですね。リアサスのプリロードもちょっと見直した方がいいかもしれません。

一見良いことに思えますが、シッティングするとハンドルがやや高いのでキョンシー状態に。オンツーオンリーの場合は角度変えたりするとよさそうです。通勤は割り切ります。

当然尻へのダメージも増大するんで、なんかシート周りもどうにかしたくなります。

早くオフに行ける季節になってほしいもんです。

2012/02/25

NC700X試乗-XB7Xかカブ700か

今日ナンバー付いたから、雨止んだら試乗やりますという連絡があったので乗ってきました。
こりゃすごいの一言。これはバイク史に新しい歴史を作ったと言われることはもはや疑いようがないレベルであります。価格は400、燃費は250、走る姿はユリシーズという万能さで、メットインまでついてやがります...個人的にはスーパーカブ並のインパクトを感じています。

まずは凄かったところをまとめると、
  1. ビューエル系トルク型エンジン
    6000rpm50psがよく話題になってますが、最大出力は発電機とかポンプなら重要かもしれませんが、乗り物だと様々な要素が複雑に絡み合うので実際何とも言えない部分があります。
    例えば2st250と、DR-Z400と、VT250Spadaと、400のクルーザーと500スクーターすべて40psですが、どう考えても同じパワーフィールなわけがないですよね。
    車体の目的・ディメンション・ドライブトレイン・吸排気・タイヤに騒音規制や環境規制でのデチューン方法などを考慮すると、やはり一概にはいえませんね。

    話を元に戻すと、パワーフィールはまさにビューエルもかくやという超低回転型。XB12みたいに気絶したかのような吹っ飛び感はもちろんないですが、XB7があったらこれくらいだろうなというくらいワープする加速が楽しめます。3000rpm当たりでモリモリ感が発生して、あっというまにレブまで到達ですが、レブ周辺はパワー感は少なめですが、所謂ただ回ってるという感じでもないです。
    当然どっからでも加速し、公道では(世界基準でも)まあ合法的に使えるだろうなという速度域での楽しさはユリシーズの次に楽しいと思います。
  2. ジェントルだが面白い音
    国内仕様というとどうしても音が全くないような感じだったんですが、最大出力発生回転数が低い分、騒音計測回転数が低くできるからか、存外に迫力がある音が回すと出ます。アイドリングはカムチェーンの音が結構大きくてトライアンフっぽい感じが。ただガサツな感じはなくて、精密につくってあるなーという感じです。
  3. 超低重心
    ビューエルは、全体的なマスの集中や、OHVやマフラー位置などでの低重心化を行って、あの手のバイクにしては違和感アリアリの重心位置なんですが、これはそれどころじゃありません。代車で乗ったXL-72とかのローライドなクルーザーくらいの位置に重心があるので恐ろしく乗りやすいです。足が長いのでコーナリングが辛いと言うこともありません(Xは)。
  4. 効き過ぎるブレーキ(コンバインドABS)
    コンバインド全開になるリアブレーキだけで止まろうとすると人間だけ吹っ飛びそうな感じです。ABS使うまでもないかと。シングルでこれくらいの車重であれくらい効くのはどういう仕組みなんだろうか...
  5. 視界が広い
    ユリシーズみたいに、メーターとかが下の方で自分の視界に何も入りません。開放感があっていいんですよね...
  6. 燃費
    60km/h定地で41ってセローより燃費がいいんですが...制限140km/hの海外で25-30という話なんであり得ないという話ではないかもしれません。完全新発想新設計のエンジンと化石の(従来のバイクのエンジンすべてに当てはまる)空冷エンジンですし。ビューエルも3000rpmで流すと凄まじい燃費のよさを発揮しますし。
  7. ランニングコストがバツグン
    シングルディスク、17インチかつリアが160のタイヤ、レギュラーガス(まあ10Lで100円もかわんないんですが)にオイルもそんな大量に必要とは思えません。プラグも結構もつんじゃないでしょうか。
  8. とにもかくにもメットイン!
    オンメットなら楽勝で入るし、箱を付ければ箱の中の小物を全部移動させて広々と使うということもできましょう。ETC付けることを考えるとメット入れるとちょっとアレかもしれませんが。
  9. オプションパーツがもりだくさん
    ホンダアクセスだけでも結構あるので、社外も国内外を問わずいろいろでると思われます。数が出そうなバイクなので開発も進むというもんです。
  10. 太すぎず細すぎない車格
    Vはどうしても細すぎる感じがありますし、4発はデカすぎます。となると、その中間のパラツインは割といい案配です。メットインなどの絡みでタンク周りはTDMくらいのインパクトはあります。
  11. 存外に足つきがイイ
    173のごつい感じでほぼ両足ベタです。サスがかなり堅かったのでプリロード抜くと普通に両足付くかも知れません。
  12. 割と余裕ある車高
    セロー乗車時くらいの余裕があるんで、路側帯とかにひっかかるんじゃあなかろうかみたいな感じもなく、悪路ではそこそこ快適に走れると思います。
  13. カブを彷彿とさせるシート
    初バイクがカブだったんですが、あれのシートを超えるシートはユリシーズしか今のところありませんが、これは割とカブっぽいふかふかな感じでロンツーでもよさそうです。
  14. DCT仕様をまだ残している
    ポルシェですら、もはやMT(車の)は性能的に全く劣っているが、そういうのが好きな人のためだけに出していると言わしめるツインクラッチトランスミッションを搭載するモデルが出ます。MT仕様ですら割とエグい燃費がさらによくなるという...個人的には悪路でのクラッチによるトラクションコントロールがいらないレベルの制御ならそれはそれで面白そうだと思っていますが、スクーターみたいなお粗末なのだとちょっと困りますね。値段も上がりますし。
  15. 言うまでもなく恐ろしい価格設定
    Versys86万、V-Strom100万、TDM100万という時代に、ベースグレード65万で上記の性能です...さらに恐ろしいのは、結構いろんな店で値引き枠があるのと、国内仕様なんで納車手数料が安い安い。Versysで言うと、納車手数料10万くらいかかるんですが、これだと値引きでトントンかそれ以下になるレベルで乗り出し65以下が当たり前という感じです。
とまあこんな感じでした。まさにXB7X(XT)という感じ。これはかなりツボです。

残念な点と修正できそうな対策もあります。
  1. 乗車姿勢がちぐはぐ
    ポジションはよくあるアルプスローダータイプなんですが、どうも世界仕様の設計なのかスクーターにも流用するからかの絡みでハンドルが若干遠くて低いです。角度の変更などをすると若干快適になると思われます。ただ上体起こしすぎると尻にダメージが行くので注意が必要です。でもステップの位置は個人的にはローダートップですね。まあこのジャンルアジア人には辛いですが、慣れっちゃー慣れでもあります。
  2. タンク容量
    まあ燃費はいいんでしょうが、ユリシーズより少ないのはちょっと気になります。25km/lで余裕もって10lに入れるとして250km、30で300 40で400で給油したほうがいいんじゃないでしょうか。400はどう考えてもおかしいですけど。
  3. ホーンとウインカーが一般的な位置と逆
    知人がモトグッツィに乗ってるんですが、普通ウインカーのスライドが上で、ホーンが下だと思うんですが、何故かそれが逆になってていきなりホーン鳴らします。NCもホーンが上なんで、10kmの試乗で3回は慣らしました。これしか乗らないならいいんですが、二台持ちだと確実に混乱します。
  4. 足回りが結構堅い
    まだ慣らしのなの字も終わって無く、プリロードがどんくらい掛かってるのか分からないですが、ちょっと足回りが堅いですね。これもまあしばらく乗らないとわかりません。飛ばすにはよさそうなんですが、公道速度重視なんだからもうちょいしなやかでもよかったかもしれません...
  5. コンバインドABSが明確にイマイチ
    安全な速度でABS発動させてみたんですが、ロックはしてないんでしょうが、すごいスリッピーな感じでちょっと怖いです。フィードバックも不自然。この辺はBMWとかは流石ですね...
  6. 初期装着タイヤ(BT-021)が相当イマイチ
    ピレリエンジェルや、ミシュランのPR3と比較するとはっきり言って比べものにならないというか、あれをツーリングタイヤというならこのタイヤはそれ以下と言わざるを得ません。どうせ専用開発しないで市販タイヤを装着するんなら、追い金とか出てもイイから好きなタイヤ履かせてくれればいいのにと思います。
  7. 風防が小さすぎる
    セロー用?というレベルで、無いよりマシくらいレベルと言わざるを得ません。社外や純正のデカいやつ必須です。夏場はこれのほうがよさそうですが。
  8. ポジションランプ付きウインカーが個人的にかっこよくない
    あくまで個人的な話なんですが、ポジションランプ付いてるのあんま好きじゃないです。
  9. メーターデザインが若干見にくい
    バー型タコメーターはもう無いものだと思っていいと思います。インジケーターがすごい前時代的なのも妙に気になります。まあどうせ走ってるときに目に付かないのでいいですが...ビューエルのチャチすぎるメーター(同じく視界に入らない)を若干彷彿とさせますが、時計とトリップ見えるだけマシです。
  10. H4ヘッドライト
    H4はハイローで一灯のせいかどうも個人的には余り好きな光軸ではないです。ただ、オプションで補助灯が用意されてるので割り切りという考えもできます。ピッチングがある乗り物に付けるのは推奨しませんが、HIDでハイロー両方使えるというメリットもまあ無くはないですが。
とまあ、気になる部分もなくはないけど些細なもんです。なにより65万でこの性能はちょっと他のメーカーの立場がないという感じですね...もし乗り換えることができればまたいろいろ書いていきたいと思います。

2012/02/21

TR-011 Touristリア交換

ついにブロックヘイトが5mmくらいになったので交換しました。距離は12500kmなのでおおよそ6000kmで限界になると言えます。

とりあえず雑感を纏めると、

  1. バツグンの岩グリップ

    これはもう言うまでもないんですが、迫真空気圧(0.5以下)にするまでもなく、岩場でガンガングリップします。握り拳大の岩がゴロゴロしてるような路面で通常通り進めるとか、ブラジル堀りされたような轍で普通にレーンチェンジできるとか、スキー場の上級コブコース並かつガレてるような場所をブロック1cmの状態で平然と登るなど、とんでもないグリップを発揮します。当然下りでも、うかつにブレーキしようものなら、微妙な場所で止まってしまいます。そして、アスファルトも岩といえば岩なんで、オンでの性能も割と良い感じです。

  2. ソフト路面もさして弱くない
    無論、AC-10みたいなゴツいやつには及ばないんでしょうが、ずっと泥ばっかりじゃない限りは割と落ちてくれる気がします。しかしまあ水たまりの中とかはあまり入りたくはないです、が、別に入らなくても普通のタイヤなら水たまり通った方がマシレベルのルートを選択できるのでそれはそれで問題なかったります。トライアルの大会でもドロっぽいときでもやってるくらいですし。
     
  3. 空気圧
    1kg以下はアスファルトでもヨレるんですが、一本指クラッチ系の、ハンドルの外側を持つタイプの持ち方をすると治まります。そして1以上はどうもブロックの減りが早いような感じがするんですが、高速だとスタンディングウェーブが怖いのでちょっと入れた方がいいかもしれません。高速1.2 下道1-0.8(オフでも単なる通過などはこのレベルでこなせる) 迫真0.5以下といったところでしょう。0.5以下にすると林道で押すのにものすごい労力を喰うくらいグリップします。
     
  4. 速度計の誤差
    標準120/80-18かなんかで、こいつは4.00-18なんで若干狂います。GPSで計測したところ、新品の状態で60km/hで+10km、減ってきて交換ギリギリだと+6kmくらい。気になる人は対策しましょう。当然メーター速度より遅いので、速度守ってるのに捕まるということはありません。
     
  5. レイングリップ(公道)
    驚いたことに結構喰います。

  6. バンク時のヨレ
    よく言われるTouristのタイヤのヨレなんですが、空気圧1くらいの状態で、オンロードスポーツバイクみたいにタイヤにガッチリ荷重をかけると、柔らかすぎるタイヤなんで当然ながら潰れてヨレますが、荷重を真下にかけて曲がるリーンアウト的な曲がり方をすると言うほどヨレる感じはありません。ユリシーズがスポーツバイク系の曲がり方で曲がるバイクなんで、しばらくツーリング行って帰って通勤でセロー乗るとうっかり荷重かけて曲がってしまいビビることはあります。
とまあ、値段も安い、チューブレス、迫真ガレ地グリップで持ちも変わらない(F未だにブロック沢山あります)というセローの為に作られたようなタイヤ。もしタイヤ交換する機会があったら是非一度入れてみることをオススメします。