2009/08/31

ECUフラッシングで燃費向上

片道200km、高速と同等のバイパスと比較的信号が少ない道(TDMで20km/l、XTで18-20いかないくらい)を通る機会があったんですが、特段意識せずに運転して行きが22km/l帰りが21km/lという脅威の低燃費になりました。理由を考えると、まずアクセルオフで燃料が凄まじく薄くなった(アフターファイアがでまくっている)ことによってアクセルオフ時の燃料消費が少なくなった可能性、全体的にパワーアップしたせいでアクセル開度が相対的に少なくなった(前の状態だとアクセル微開だとギクシャクするのでガバッとあけがち+ハイギヤードだとギクシャクするのでローギヤード走行またはアクセル開けがち)ので5速60km/hみたいな状態でも安定して走れるようになったことが燃費がよくなったことにつながったと思います。

しかし、同じバイク(触媒入ったりしてるのでまた違いますが)でも、コンピュータいじるだけでこうも変わる物なのか...

初めて乗った06のXに近い感じの、パワフルだけどスムーズな状態になった感じですな。
ちなみに08XT乗ったときは、音も静かでビューエルも大人しくなったんだなぁと思って09買ったら暴れ馬だしうるさいので愕然とした記憶があります。

つうことで、10のXTは結構洗練されてんじゃないかなと思います。無論2010試乗会行くの忘れてたんで分かりませんが。

2009/08/29

Rider Comfort Kitの形状の違いについて

去る8/25に発表された2010モデルのユリシーズ。
それについていたComfort Kitこと右ダクトがライトニング等々と同じなのはどうやら触媒入りは同形状じゃない可能性が高そうです。パンフ等々の写真がアメリカ版であることは確認しましたので、EU版買った人または国内買った人が登場するか、パーツリスト(まだ来ていない)を見れば分かりそうです。

こうなると、Trojan-Horse製作の右ダクト08以降用(Trojanの本拠地はインギリスなのでEU仕様がベースなのです)で同形状にするかあきらめて小さいのにするかとなりますな。当然エキパイガードついてる分ちょっと公式のほうが安くなります。むずかしいところです。

2010モデルのパーツリストは買おうと思っているので、なんとか入手して形状を確認したいところです。

2009/08/27

新規パーツショップ

世界中のアルプスローダー野郎共が集う掲示板ADRiderのユリシーズ関係を見ていたら、なかなかよさそうな部品屋さんがあったので紹介します。

Palmer Products
表紙からユリシーズ全開なすごいマニアックな部品をつくって売っている所。夫婦で経営しているんでしょうかね。
可動式風防ベースや、エンジン下マッドフラップ、サブライトステーなどこれは!というものが売っています。
アメリカン風足置きは逆につかれそうですがこの発想はなかったわ。という感じです。
可動式風防あたりは買えるものなら買ってみたいところです。

しかしバイクバカってのは世界中にいるもんだなぁとここを見るたびに思います。ユリシーズが愛されすぎてて気持ちがよく分かります。

2009/08/26

2010モデル発表会

発表会にて実車が公開されたようです。詳細は別にないんですが、ドナーズパパ氏が穴が開くほどじっくり見たところ、ファンシュラウドが搭載されているようです。ユリシーズのみなので現物確認は絶望的(試乗車がない)ですが、隙があれば見てみたいと思います。あと不思議なのは、公式の写真の右インテークは左と同じような形状なのに、実車はライトニングと同じ物がついているんですよね...イギリス仕様(触媒有りなのでシュラウド同形状のはず)の写真は左と同形状であるからして日本だけおかしいのか、触媒有りは実は全部そうなのか分からないのが気になります。その辺もおって調べたいところですな。

2009/08/20

太もも保護板


太もも保護板
Originally uploaded by fakejamesyus
太ももの熱対策に、フレームガードの切れっ端を突っ込んだ図。もっと後ろに倒せば良い感じであるが果たして...

追記:マシになった新ファームの状態で同じルート通る機会があったので抜いてみました。やはり熱さが増えたのでここを塞ぐのがまず第一なんだと思いました。

2009/08/16

12ヶ月点検とECUバージョンアップ

とりあえず油脂関係完全無料なのはありがたい。
まあ点検は別にタイヤがないのとフロントブレーキパッドがヤバい以外は問題ないのは毎日見てりゃ分かる(むしろタイヤなんとかしろよ...)ので洗車してもらったようなもんである。
ちなみに2010モデルはHDJ的にもう出てから聞けよ状態で、ANGEL STをHDJから引っ張ると8万とかするとか言われて諦め気味。ピレリ早く!ウインカーは1600円でした。丸ごと買える値段といっちゃあそれまでですが、まあ許せる値段でしょう。

そして肝心のECUバージョンアップにより劇的な変化が!
  1. アイドリングが100rpmくらい下がった感じ
    前は落ち着いた状態でアイドリングが1000rpmの所より針一つ分くらい上で安定していたが、今は1000rpm丁度から900あたりで若干ぐずつく。ちょっと怖いぞ。燃費にはよさそう。
  2. 全体的にパワーアップしたかのようなアクセル追従
    前までは開け始めでドンツキがあったり5000rpmからの開け始めでぐずついたりしたが、それが皆無。
    一速限定で峠走って5000rpm当たりに若干谷があるかなーくらいの意気込み。あまりにスムーズすぎてラフにアクセル回すとフロントポンポン浮きそうな勢い。こりゃぁ快適。
  3. アクセル全閉でアフターファイアーでまくり(薄い?)
    前だとアクセルオフでも若干空走してるような状態であったが、書き換えたらアフターファイアーが連発。VT250 Spadaにモリワキツアラーつけてパイロットスクリュいじってない状態みたいにアフターファイアーがボッボボッボボパンパンパンと盛大に出る。燃費にはよさそうだが...
  4. 肝心のファンは異変が
    まず今まで5分もかからず回っていたファンが回らない。壊れたのかと思って走り続けて、暑いが熱い!に変わるちょっと前あたりで回りだし、なんと六甲麓の踏切からDまで70kmくらいの間一切止まらない。一速全開フルスロットルから、遅い車の後ろで40km/hとかで走ったりとか70km/h前後で低回転巡航の諸状態でも回り続けるので熱さがかなり軽減されてすばらしい!もうちょっと遠出しないと分からないが、酷道とかで勝手にファンが止まってアツイッシュ状態になることが無くなったわけで、これだけでも熱さ対策になりますな。

    しかもその上に、エンジン切った状態で、今までだとブー↑オー↓とすぐ回転数が落ちたような状態で延々回っていたのが、ブーの期間が20秒くらいに延長され、全体的な時間が恐ろしく短くなりました。ガソスタでエンジン切って、スピードパス(非接触クレジットみたいなもの)使ってガソリン入れ終わって手袋装着までにファン止まります。こりゃすごい!ただ単に薄くて熱くなって延々ファンが回ってるだけという感じがしなくもないですが、まあ結果オーライということで...バッテリーは不安ではありますが、エンジン回ってる間は余裕でしょうし、止まってからも実質かなり短くなってるので逆に優しくなったと信じたい。
とまあアイドリングとかアフターファイアは若干気になりますが、何より熱くなくなったのがすばらしい。もうちょっとファンが早く回ってくれればもう文句ナシです。燃費も良くなりそうなフィーリングなんでロングツーリングが楽しみですが、楽しみすぎて結局燃費が悪くならないことを気をつけます...

ユリシーズ重量偽装疑惑?!

2010モデルの詳細とか読んでて思ったんですが、09のオーナーズマニュアルのユリシーズの重さがどうもおかしい。当然2010モデルなんで多少装備増えたでしょうが、触媒付きのUKモデルを見るとSsの乾燥重量はマニュアルと同じ181kg。そこから35kg増えて装備が216kgとあります。よって装備重量はマニュアル通りの35kgと想定します。
次はX。193kg(リアサブフレームがでっかくなったりして増えるのは当然ですな)で推定35kg足して228kgとしましょう。
次はXT。乾燥はXと比べ"箱ステーの分"重いのか211kgとあります。足して246kg。
しかし何故かマニュアルには乾燥が230で装備が242kgとあります。あれ、重すぎね?
挙げ句の果てにXTの日本ページには193kgとあります。どういう事なの...
箱分考慮したりしなかったりとしても付いてない状態でステーもしくは箱も入れて211または193kg(日本仕様はステーオプション+フェンダー無いのでまあXとトントンと考える)が妥当でしょう。装備重量が同じくらいのTDM850より明らかに取り回しが軽いのでおかしいと思ったんですが...この辺はまあどうでもいいことなんですが確認してみようと思います。

検索してみるとUS仕様で装備211kg(UKと差はどっちみちカタログで無いので触媒の重さは不明)とかが主流になってますな。TDM比で2-30kg軽いわけです。やっぱりな。

2009/08/14

今後の改造予定部位

とりあえずカスタム部品編
  1. パンク防止マッドフラップ
    パンクの原因の一つに、前輪が跳ね上げたネジが絶妙のバランスで後輪に突き刺さるように飛んでいくという話があります。それを防ぐために迎撃するようにゴム板を付けるということですな。TDMで効果実証済みなのですがめんどくさくて放置したら御覧の有様だよ!スリック出てるようなタイヤだからまだいいですが、新品タイヤに変えて釘が刺さるのは見たくないですな。
    とりあえず純正のアンダーガードにクランプ装着でずるずる引っ張っていこうと思います。
    Touratechのガードだともうちょっと後ろに装着できて効果高そうですが仕方ないね。
  2. タンク裏断熱(自作)
    カーボンフレームガードを付けて左は快適になったので、あとはあの右の熱風対策。
    エアクリボックス裏→フレーム/シートにかけての隙間に敷居をつけるだけで幾分かマシになるという話なので隙間を塞ぐように設営。ビューエルレオのような全部塞ぐのはさすがに熱が怖いので簡易的に。
  3. Rider Comfort Kits
    とりあえずあの熱さを少しでも和らげたいと藁をもつかむ気持ちで装着。
    まああとは右側も迫力が出るのもありますな。エキパイガード付属するならよし、しないならDRCのエキパイガードを付ける予定です(カバー溶けた...)。ひょっとしたら通販で買うかもしれません。
  4. Xの風防(純正)
    XTのラージ風防は冬場はすばらしい活躍をしてくれますが、ひょっとしたら夏場は逆に風がこないんじゃぁないのということで、Xのスモールを夏場に付けて、冬場にロングに付け替えようかと思います。TDMも夏と冬で風防変えて快適だったんで。純正のスモークにしますかね。
    M0600.1AKMBG Clear
    M0600.1AKMCD Translucent Smoke
  5. ヘッドライトグリル(純正)
    オフっぽい外見にすべく装着。Touratechのほうがガード性能は高いというか、純正タダの針金じゃんというつっこみも聞こえますが、Rider Comfort Kitsをもし輸入で買うことになったら、現地だとかなり安いので一緒に入れて送ってもらおうと思います。
    Headlight Grille M0023.1AJAYT
  6. COOCASE 48リッターケース
    いろいろなケースを触ってきましたが、同価格帯の汎用プラケースならこれに勝る品質のケースは無いと断言出来ます。GOBIとかはもっとしっかりしてるんでしょうけど価格がないうえにビューエルに設定がありませんな。 車のドアのように閉まる質感や、上部に内装(下はオプション)アラームにリモコンキーなどが付く高性能さもウリ。

    クーケース:COOCASE/テールボックス S48 アストラ(ASTRA) RAS

    クーケース:COOCASE/テールボックス S48 アストラ(ASTRA) RAS

    TouratechのアルミケースのXLが取り外し可能ならそっちにしたかったんですがね...
  7. フロント下フェンダー
    これをつけることにより、フロントの違和感が解消されます。純正の型番は永久に分かりそうにないのでTrojan-Horseのカーボンを輸入することになりそう。なにげに高い。
  8. Touratechオイルクーラーガード
    ぶっちゃけ横向きなんでこんなとこに壊れるような飛んでくる物があるとは思えませんが、なんとなくかっこいいので。
  9. Touratechエンジンガード(前部・下部・オイルクーラー)
    なにげに純正のエンジンガードはよく考えられてるんですが、他に付ける物もなさそうなんで。
    ちなみにこれは前部同時に付けないと純正より守られない状態になってしまうんで同時注文になるでしょう。となるとどうせ待つなら全部一緒に頼むべきということになりライトガードやオイルクーラーガードと同時注文になることでしょう。
  10. 上位カーナビ
    ZUMOがめんどくさくないですが違う意味でめんどくさい。性能的にはMAPLUSのほうがジャイロや大容量SDなど付属していて高度(ユリシーズだけに"ゆりしー"の案内音声にできます。)。しかし見た目はマップル搭載のXROADのほうが見やすいと思いますが難しい所ですな。ちなみにさすがにもう電話運用することはないでしょう。位置分かればGoogleMap使うくらいでしょうかね。
カスタムとなるともうこれくらいしか付ける物がありません。マフラーは純正でバッフル無い静かめのSSかき消すくらいうるさいので静かにするパーツがあれば欲しいくらいですね。次は補修部品。

  1. ウインカーAssy
    何気にウインカーAssyで買ってもそんな高くないのでまるまる交換することになるでしょうが、それまではテープ補修です。車検はテープじゃ通らないのでそれまでには変えます。むしろ車検の時にスモークレンズ外したらそういうバイクだと思われるんじゃなかろうか...
    Buell Ulysses OEM Turn Signal (Right Front) [Y0504.K]
  2. ブレーキパッド
    まさかの本国欠品。無くなりそうになって注文したんじゃぁおそいんですな外車ってものは。
    皆様も予備に一つ持っておく(どうせならセールに注文したらおいしいよね)ことをおすすめします。
    いやまあベスラでもSBSの上位グレードでも良い(ベスラは使った感じ若干マイルド気味だが消耗はよさそう)と思いますが、純正はその三倍(アメリカだと社外品と同じくらいなので、純正がいい!という人は輸入してみるのもよいかと)ほどすることを覚悟しましょう。値段聞いてギャグでいってるのかと思いましたよ。HDJ...
    ちなみにグレードはカーボンロレーヌがフロントSBK+,A3とリアがA3とS1で、ベスラはフロントシンタード、リアにレジンパッドがあり、SBSはフロントシンダート、リアにメタルとカーボンレーシングがあります。とりあえず一般的なグレードのみピックアップしました。

    カーボンロレーヌ:CARBONE LORRAINE/SBK スーパースポーツ フロント用 XB-12


    カーボンロレーヌ:CARBONE LORRAINE/RX3 スタンダード リア用 XB-12


    SBS/ストリートエクセルシンター XB12XFront


    SBS/ストリートエクセルシンター XB12XRear


    ベスラ:Vesrah/JLパッド  XB12XFront


    ベスラ:Vesrah/JLパッド  XB12XRear

  3. Pirelli Angel ST
    正直いつ出るか分からないので今回はDiablo Stradaになるでしょうが、次はANGELにしようと思います。タイヤは守護天使!FIMの耐久力テストトップ(新隼で平均時速214km/hで24時間ぶっ続けで走るテストで7500kmくらい持ったそうで...単純計算として重さ同じで速度半分としたら14000kmも夢じゃない!)HDJ価格でいいのなら一応型番はあります。
    Pirelli ANGEL ST F120/70ZR17
    G0150.3AV
    Pirelli ANGEL ST R180/55ZR17
    G0350.3AV
とまあなにげに付ける物ありますね、仕方ないね。

2009/08/12

個人的パーツナンバーメモ

Rider Comfort Kits
M1907A.3AK
Ulysses Windscreen
M0600.1AKMBG Clear
M0600.1AKMCD Translucent Smoke
Buell Ulysses OEM Turn Signal (Right Front) [Y0504.K]
Buell Ulysses OEM Turn Signal (Right Rear) [Y0503.02A8]
Buell Ulysses OEM Turn Signal (Left Front) [Y0503.K]
Buell Ulysses OEM Turn Signal (Left Rear) [Y0504.02A8]
Pirelli ANGEL ST F120/70ZR17
G0150.3AV
Pirelli ANGEL ST R180/55ZR17
G0350.3AV
Headlight Grille
M0023.1AJAYT

10000km乗っての感想

とりあえず距離、転倒とさまざまな事を経験した上でのまとめを書いていきたいと思います。
  1. 壊れない!
    突然電気がおかしくなったり意味不明なエンジンストップやエンジンランプ点灯はありません。シグナスXより優秀なのは間違いありません。
  2. サスセッティングは圧側で
    伸び側は一度出してしまったらあんまりいじる必要がないので、圧側を主に調整してやれば良い感じです。
    プリロードはフルパニア時は前もいじったほうがいいかもしれませんが、基本的にリアだけでもなんとかなりそうなんで難しい!とりあえず規定-圧側1/4が妥協点。フルパニアはまた考えます。
  3. 燃費は平均18。20は期待するな。
    どうしてもブン回したり、酷道行きまくったり、高速飛ばしたりする俺が悪いんですが、どうも燃費が伸びない。そしてちょっとでも悪い要素(信号・渋滞等々)があるとすぐ下がる印象。ただし悪すぎることもない。大体220-240km/13.6Lという感じ。四国で下道だらだら流して260km以上出たことがあるので21-22当たりは出るんでしょうが...
  4. タイヤはかなり持つ
    ご存じDiablo Stradaですが、過積載しなければ10000km以上楽々持つ感じです。急ブレーキの練習や急加速などタイヤに悪いことも練習してますがそれでも問題ない。ただし過積載には弱い。10kg以上積んで2000km走ったら片方スリップサインが同化しているのに、片方サインまで3-4mmあるという状態なんで、すんごい持つんだと思います。
  5. 酷道・ダート性能は問題なし
    道の途中でダートになってもビビることはありません。スーパー林道走破(平均時速20km/h最大時速40km/h)できる程度の能力はありますね。サスセッティングは必要ですが。
  6. ブラックは汚れる
    エンジンの梨地ブラックのせいで泥汚れが目立つうえに落ちません。あぁ、もう最悪...!
  7. ベルト切れる心配はなし
    ベルトガード外したら分かるんですが、ベルトガードと同じくらいの長さの板が裏についてます。つまり大きい石は確実に入らないでしょう。
  8. 変な音があちこちからする
    なんかベルトが鳴いてるような音がしたり若干不安。しかし故障するかと言われるかとNO。
とりあえず基本的な所以外だとこんな感じです。Xだとなおさら酷道耐性あるんでしょうが、足つきが悲惨なんで、それを考えるとXTのほうが気は楽だといえます。スーパー林道でも二輪二足できますし。まあタイヤボロボロになるのであんまりダートはやめましょう。

10000km乗って-転倒の価値

追記:ミラー価格追加しました。

ついに10000kmの大台に突入してしまいました。年間10000kmの予定が半年ちょいで行ってしまいこれはもうちょっと節約しないといけませんな。

とりあえずそして初立ちゴケ。件のスーパー酷道でパンクに気づいたときに左に寄せたら轍を乗り越えられず右足もつかないので、とりあえずゆっくり倒すことに。

被害としては、
  1. ハンドルバーエンド
    ハンドルガードを支えてるあのプラ部品。ただし外れただけなのですぐ見つかりました。
    ちなみにこれ4000円するらしいので無くなると悲惨です。
  2. ウインカー
    スモークのレンズが粉砕。ただし、スモークじゃない部分は根本が若干割れた以外無傷。本国でASSYが18ドルですが日本価格は不明。レンズだけ引っ張れるかも不明です。これも聞いてきます。
    ちなみにミラー部分で1600円くらいだそうです。
  3. ミラー
    壊れませんがヒン曲がってたので最悪壊れるかもしれません。
だけという驚きの結果に。理由はハンドルとパニアのフレーム(右側付けてなかったのでフレームだけ)とステップの三点倒立状態になってフレームには全く当たらなかったことでしょうか。その代わり完全に真横になって起こすのに非常に苦労(バイクはタイヤついて初めててこになる)したくらいでしょうか...
ステップはビクともしてなくて恐ろしく丈夫。皆様もお気を付けください!

ユリシーズ用ライダーコンフォートキット(右ダクト)

追記:年次ECUアップデートとconfort kit設定がイコールかどうかは分からないそうです。とりあえず人柱として書き換えることにしました。

今日12ヶ月点検の予約をしたんですが、そのときになんかコンピュータを書き換えるとかいう話があがっており、まあそんなもんなのかなみたいな話になってたんですが、それはともかくどうやらユリシーズコンフォートキットの型番が判明しました。出典は米ビューエルのパーツカタログ。ちゃんとJPNバージョンはどちらかまで書いています。

Rider Comfort Kits
M1907A.3AKが09XT(08XTってのは無しになってますが、そもそも08XがなくてXTだった気がするんですが、どうなんでしょう。)
M1907.1AKがそれ以前(-08)Xとなっています。08XTはこっちになるのかな?
ちなみにパーツカタログに適合表があり、そこにちゃんとJPNの欄まである始末。区分としては触媒ありかなしで別れてるのでそれでA.3AKか1AKか決めればいいんだと思います。よって俺のXTはA.3AKですな。
ちなみにAUってのはポリスモデルです。

ディーラーから確認したところ、ECUの年次アップデートとcomfort kitとの関係は不明とのこと。

ビューエルと消耗部品

外車で悩むのは消耗部品。よく高いんじゃないの?とか入手困難と言われますが、実は最近の一部の外車は国産パーツ豊富なんで結構流用が効いたりします。ドゥカティなどはブレンボ付いてたらブレンボ用でしょうし...

そこで、一般的にいるであろう部品を列挙していこうと思います。
  1. オイル・ギヤオイル
    私の場合は点検時オイル無料なんで自分ではやりませんが、自分でやる場合はかなり堅めの鉱物油がいいようです。空冷で熱的に厳しいビューエルにシャバいモチュールとか(5-40Wとか)のを入れてしまうと恐ろしいぞ...
    純正以外だとレブテックがお得という話です。その他オベロン等々の高級鉱物油をいれてみるのもよいでしょう。オイルフィルターは専用品やヴィッツ用が使えるそうで。
    ちなみに量は2.25L(スティックはサイドスタンド時)でフィルター交換するときはフィルターに0.12L注ぎ込むそうです。アメリカはガロンで設計するのを止めろ。訴訟も辞さない。
    ちなみに交換推奨時期は8000kmおきにフィルター交換なんですが、あくまでも説明書なんで4000km交換8000kフィルター交換という感じにディーラーではなってます。空冷なんで劣化とかもあるのでその辺は好みでどうぞ...プライマリーベルトオイルとかはちょっとよくわからんので割愛しますが、ギヤオイルが2年に一回(16000km)とありますが、ディーラーでは1年点検=9000kmくらいで交換しているようです。

    ハーレーダビッドソン:HARLEY-DAVIDSON/エンジンオイル20W50 [950ml]

    ハーレーダビッドソン:HARLEY-DAVIDSON/エンジンオイル20W50 [950ml]


    イージーライダース:EASYRIDERS/【RevTech:レブテック】 エンジンオイル SAE20W50 【1本】

    イージーライダース:EASYRIDERS/【RevTech:レブテック】 エンジンオイル SAE20W50 【1本】


    K&N/オイルフィルター

    K&N/オイルフィルター 全車種
  2. タイヤ
    ビューエルはご存じの通り前後タイヤが特殊。フロントはディスクが凄まじい位置に付いている上にクリアランスが無く、リアはベルトドライブ。量販店での交換はまず諦めましょう。サービスマニュアルがあったり腕に自信がある人はホイール外して持って行ってしまうというのもテかもしれません。
    リアはベルト回りのカバー全部外してアクスル押さえを弛めた上でアクスルを回して抜くようなイメージ。
    フロントはキャリパー外してからアクスル等々弛めて、それから外側に逃がしてキャリパーを外側に移動させて取るような感じなんでしょうか。
  3. プラグ
    プラグはどうも数万キロ(カタログで16000km)持つそうなのであまり気にする必要はなさそうです。ちなみに純正はプラチナですんで、ビューエル純正を入れるべきかもしれません。気のせいかもしれませんが。
    "ディーラー曰く"イリジウム等を入れると点火時期がおかしくてイマイチ説もあるのでアレですが、一応型番としてはこの辺です。ちなみに純正は普通・純正金メッキ・純正ダブルプラチナの3種類あります。お好みでどうぞ。

    NGK/イリジウムプラグ DCR8EIX

    NGK/イリジウムプラグ DCR8EIX LIGHTNING

  4. ヘッドライトバルブ
    切れたら交換で。ビューエルは振動がすごいのでバイク用を少々高くても入れるべきだと思います。
    明るさを追い求めるなら高効率のクリアバルブ(光量計計測で2割増し)しかありません。青いのや白くなるというのは純正並かそれ以下しか出ません。黄色も減りますが見やすさがアップするのでその辺は悩みどころですが、違法ではあるので自己責任で。HIDはユリシーズだとあまりメリットがありませんがお好みでどうぞ。ちなみに人間の目は手元が明るいとそっちに目がいってしまうので、HIDでハイロー同時に付くようにしてしまうのは遠くが見えなくなる(近くむちゃくちゃ明るいのに遠くは普通バルブ)ので注意しましょう。10000kmで切れず。
  5. ブレーキパッド
    フロントは10000kmでもう溝が無くなりそうな勢い。一枚な上にアメリカの価格を見るとシンタードパッドくらいの値段がしていることとタッチからシンタードなのでさらに減るのが早いのだと思います。HDJ価格に我慢できないならカーボンロレーヌ・ベスラ・SBSから出てますが...国内に在庫がなかったりするから予備を持っておくくらいの心構えが必要です。正直焦ってます...リアはご存じの通りの効きなので当分なくならなそうです。まだ新品バリに残ってます。
  6. その他
    フロントフォークOHは二年に一度くらいはやりたいところでしょう。
    エアクリは交換32000kmとか書いてるので忘れていいと思います。
総括すると、オイル4000km、ギヤオイル8000km、プラグは忘れた頃、エアクリは死ぬほど汚れるか忘れた頃、ブレーキパッドF10000kmR忘れた頃、タイヤ10000kmという感じで、存外に消耗しないバイクだと思います。オイルなどは保証終わったら自分でやってもいいかなとは思いますね。

2009/08/08

ユリシーズにおけるサスセッティング

ユリシーズには、世界最高クラスのセッティング幅があるサスペンションがついています。
それを使わないのはもったいない話なのでツーリングや酷道などの悪路に強い"猫足"にしていくにはどうすればいいかを考えました。

装備を考えます。私の場合はバイク装備とトップケースのみの日帰りを想定しています。
フルパニアは年に何回あるか分からないので付けるときだけ設定します。
まず基準はカタログデータにあわせることです。これで一定の基準が出ます。
これで乗ったときに前後バランスよく車高がそろい、かつ座ったときに過度にふわふわせず、かつ全く沈まないわけでもなければokです。勢いよく乗ってちょっと前後ともに沈む感じ。
なおユリシーズのソロ乗車(積載で運転手と荷物の重量割合が50%以上)の場合、プリロードを3〜4回転下げるといいようです。

それから走ります。減速帯と凹みがあるような道を走ってテストします。
突き上げが酷い場合は圧側を下げて様子を見ます。
ハンドルがきついのかシートがきついのか見極めて下げましょう。
もしなんか段差越えて車体が下がるなら伸び側を上げます。
車体が段差越えた後にふわふわしてるときも伸び側を上げます。

これを繰り返すと、減速帯通っても分からないバイクに豹変します。Xならなおさらでしょう...
さすがにストロークが短いXTだと酷道の穴ぼこだとダメージを食らいますな。

現在のセッティング(PL=PreLoad C=Compression R=Rebound)
F=PL5 C2 R2
R=PL0 C2+1/4 R2

2009/08/01

ユリシーズとDiablo Strada

ぼちぼち過積載したほうがスリップサイン間近(出てるような気もするが気のせいったら気のせいなの!)なので総括してみたいと思います。

  1. 耐久性は10000km以上行きそう
    現在9000kmで、過積載(7kgのチェーンと3lの携行缶等々積載して2000km走行)したほう以外はまだ数ミリ余裕があり、フロントも同じくらいなので、10000km以上持つであろうと思います。結構エゲつない加速とかもしてるだけにこれはすごい。
  2. 雨の日も安心
    タイヤが太いせいもあるでしょうが、TDMでつるつる滑らせながら走るのと比べるとやはり凄まじい安心感。普段通りに運転でき、白線も余り怖くありません。マンホールはさすがに滑りますがすぐ回復するのでビビるこたぁありません。
  3. ダート耐性大
    これまたタイヤが太いせいもあるでしょうが、TDMに比べると結構遠慮無くアクセル回していけます。急制動なども試しましたが案外普通に止まります。250ネイキッドの細いタイヤの雨の日くらいのグリップくらいのイメージです。油断はできませんが。
  4. コーナリング性能も実用十分
    セルフステア使っての常識的な速度で破綻することは皆無。むしろTDMと比べるとどこまでも倒していけるので恐怖すら感じます。早くケツ破綻してくれたらバンク角戻すのに...みたいなイメージ。無論激攻めするような人は不満があるかもしれませんがそこまでは何とも言えません。ただ2月とかの真冬でも全くグリップ低下がないのはいいですな。
  5. ピレリ特有のクイック感はなさげ?
    SpadaやTDMやシグナスXにピレリ履かせてますが、ツーリングスポーツでも尖り気味なのかセルフステアが良く効いて車体が軽くなったような感じになるんですが、ビューエルは元からガンガン倒れる車体なのでタイヤで曲がる!という感覚は少なめ。これ以上フラつくのは怖いっちゃー怖いのでアレですが、まあパイロットロード2履いてからまたはき直したら違いが分かるとかそういうのはあるかも知れません。
  6. ピレリであること
    これが国産やミシュランやメッツラーなら履かないのはピレリ等なので仕方ないね。
とまあ、スコーピオンSyncで冒険するより、ディアブロストラーダならオールラウンドに使えるのでこのまま行こうと思います。Z6インタラクトとかも興味あるがまあこれでいいでしょう。