2010/07/25

全開抑制/防止装置

06からのビューエルには、加速騒音対策の装置が付いています。

これはどういうものかというと、加速騒音の測定条件であるだいたい5000rpmくらいからアクセル全開にしたときの音を測るときに、アクセルを全開にしてもスロットルバルブが全開にならないようにモータみたいなのでワイヤを押してスロットルバルブを閉じてしまい、アクセルを回してない状況にして音を強制的に小さくする装置でありますが、そもそも音が気になる状況で全開になんかするはずが無い上に、全開にしたらとんでもない速度になるのであまり現実味のない測定法ではあります。せめて世界基準にしてくれればいいんですがね。

まあそれはともかく、良識ある人間ならそもそもお世話になることがない上に、どうも自分のユリは誤作動しまくっており、高速などでアクセル閉じ→シフトダウン→再加速する前のアクセルチョイ開き状態などでも作動して全閉になったりと非常に危なっかしいことこの上ないのと、車検ではマフラー変えてない限り排ガスくらいしか検査しないのもあるので撤廃することにしました。ホントは買ってすぐやるつもりだったんですがめんどくさくて...

さて、取り外しは至って簡単。まずエアクリボックスカバー(ダミータンク)をトルクスT27で4箇所外します。そうするとエアクリのフタが出るので、6カ所ある爪を開けて、フューエルタンクのガス抜きかなんかのホースをエアクリボックスのはめ込みから外してフタを開けて、左側についてる変なモータみたいな部品がソレです。

ちなみに旧型の場合カプラ外すだけでいいのですが、09の最新ECUバージョンだとエラーが出ます。本当にエラーが出たときに分からなくなるのでカプラーは外さずに、モータみたいな部分の根本からワイヤーを外すか、クラッチレバーホルダーみたいになっている部分のボルトを外すかして、ワイヤが押されても進まないようにします。

早速練習場でテストしましたが、いつも5000rpmくらいで起きるレブリミット状態がなく、7000rpmのレブリミットまで一直線に吹け上がるので、フロントがふわりと浮きます。いつもだと5000rpmで一旦アクセル戻してるのと同じ状態なので、それを考えると凄まじい性能アップでありましょう。とりあえず買ったらすぐ行うのをオススメしたいところです。

追記:完全に撤廃。電磁つっつき棒を手で引っ張り出して持ちやすくしてから、棒側の切り欠きをプライヤなりなんかで持って、反対は8mmだかのレンチで回せば取れます。しかし撤廃して思ったのは、全閉からちょい開けくらいの5000rpmあたりのもたつき(全開だと問題ないがはっきり言って恐ろしい加速になる)がちょっと気になるので、いよいよECUチューンの出番になるんでしょうかね。開けると出るということはそのスロットルかつ回転数でのガスが足りてない感じなんでしょうな。AFV共々チェックしていきたいところです。

2010/07/09

ビューエルと海外通販 基本編

さて、メーカ製造中止となり、EBR体制に移行したビューエル。
その影響はやはりあるようで、アクセサリーの類全面終了-主要パーツ(メンテ除く)BOという状態になっているようです。

ただ、アクセサリーの類は社外で我慢することにより、案外全部そろうものです。無論トランスルーセントのようなビューエルにしかないようなのは諦めるにしても(eBayの中古とかは除く)、カーボン素材やFRPでいいのなら、むしろ純正より安い場合もチラホラ。XのみですがTouratechのパニアやPalmerのリアキャリアなど選択肢は結構あります。

あとは、ユリシーズのような日本ウケしないバイクが海外でウケてたりしたり、バックヤードビルダーがやりやすい海外のほうが、オプションパーツの数も豊富です。日本だとどうしてもRやS用が多く、X用パーツはほとんどないという現状です。ほとんど共用ですが。

その他純正・補修用パーツにしても、EBRから買うことにより、共用部品のブレーキディスクやECUなどは海外の値段に送料がつくだけで、国内で正規に注文する場合にくらべて半額で買えます。

とりあえず、海外通販を使う際の基本的なことを書いていきますが、あくまで我流の方法なんで、正規と違ったり、違法性がある取引になったり、トラブルがおきる可能性がゼロとは言いませんので、その辺の責任は一切取らないので裏付けの検索だけはしっかりするか、自己責任でよろしくお願いします。
  1. Visa/Masterのクレジットカード+Paypal登録必須(登録時の注意点が下に一点だけアリ)
    基本的に海外はカード決済が一般的。現地で買うならまだしも、国際通販の場合カードがないと話になりません。黒くなってしまった人や、自営などでカード作りづらい!という方は、Paypal口座を作るか、スルガ銀行のデビッドクレジットキャッシュカードなどを使いましょう。もちろん作るならVisa/Masterあたりで。JCBだと結構使えない事があります。もちろんPaypal対応してなかったり、スルガVisaのVisaそのものがアウトな場合は諦めるしかありません。にっちもさっちも!という場合は代行店に支払うというのも手段でありましょう。カードの作り方やPaypalの口座の開き方はここに書くまでもなく、他の方の優れたチュートリアルサイトを見たほうがよろしい。ただしバグか仕様かで変なことになってるので、後述する注意点だけ気をつけましょう。
  2. 何かあっても諦める/問い合わせテンプレートを改変する程度の英語力
    今までレコードからバイク部品までいろいろ買ってきましたが、トラブルが起きたのはXのフェンダーの一回のみ。とはいえ起きない保障はどこにもなく、泣き寝入りする覚悟か、もしくはトラブル用のテンプレート(ジェトロのサイトが優秀)を改変する程度の英語力は欲しいところです。向こうもこちらが英語ができないことくらいは想定しているので、たどたどしい英語でもなんとか解読してくれます。心に勇気、右手に辞書、左手にGoogle翻訳を持ち挑みましょう。
  3. 届く期間はおよそ1-2ヶ月は見る。発送案内やら追跡は期待しない。
    日本の会社のようなきめ細かいサービスはほぼありません。特にイギリスの場合、UK Royal Mailで送られる場合がほとんどなので、追跡できることは稀です。その上、税関とか運送会社の都合や、つい最近では噴火による遅れなど、結構いろいろ遅延があったりします。さすがに急ぎの品を海外で注文することはないでしょうが、急がず騒がずの精神でいきましょう。ただ数ヶ月遅れたりしてる場合はメーカに問い合わせるなり、諦めるなりを選択する必要があります。
  4. 怪しいところからは買わない
    これは難しいところではありますが、偉大な先駆者がいるようなサイト以外で買うときは、トラブル覚悟で先駆者になりましょう。安全パイが欲しければ先駆者がいるサイトを選ぶのが無難です。
  5. 住所は逆に
    例えば111-1111 兵庫県神戸市hoge区hogehoge町1-1-1という住所の場合、
    1-1-1 hogehoge-chou hoge-ku
    City(市町村レベル)Kobe-Shi
    State/Province(米などの州:都道府県):Hyogo
    Country(国):Japan
    Zip Code(郵便番号):111-1111
    みたいな住所の書き方になります。これまたサイトによって、Stateが無かったりCityにStateが入ってたりと結構統一性がありません(いろんな国があるので当たり前なんですが)。よって、基本的な書き方が上記の通りですが、フォームに囚われず書くような感じになります。もっとも郵便番号と国があれば、優秀な日本の郵便システムだと大体判別できます。自分が配達するときに上みてどこか分からないってことがないように。ということで-Shiとか省いたりしても届きますが、hogehoge町とか付いてるときに町省くとどこか分からなくなるのでそれは辞めた方がいいでしょう。例えば永田町から町とったら別の地名になってしまいます(たぶん判別はしてくれるだろうけど)。
  6. 関税・消費税
    何に関税がかかるのかはまた調べてもらうとして、基本バイク部品にはかかりません!
    ただし、消費税は1万以上だと当然ながらかかります。ただし、日本に届く際に税関がチェックして着払いになるような形になるので、今話題の海外の消費税10%クラスのはかからないので安心しましょう。もし何の告知もなく届いたら、税関がめんどくさくてそのまま送ってるだけなので自己申告してください...(やり方不明)。当然未支払いは脱税になるので自己申告することを"一応"オススメしておきます。"一応"。
  7. 電話番号の書き方
    このご時世電話がかかってくることなどまず100%ないと思いますが、書き方は、
    国番号81-市外局番から0取った番号(神戸078だと78)-111-1111(こっちは0取ってはいけない)
    みたいになります。たぶん記述は必須なので覚えておく必要はあります。
  8. Paypal英語ページを使う
    これはバグみたいなもんなんですが、日本語ページから注文すると、hogehoge(県) 日本となってしまい、トラブルになる可能性があります。参考ページ
    よってめんどくさくてもPaypalの表示を英語にして登録する必要があるようです。これも自分の時はそもそも英語しかなかったのでよく分かりませんがそういうことだそうです。
  9. 通貨レートを意識する
    よくニュースで、通貨レートがどうこうでますが、外貨預金やらFXしてない人にはあまり関係がない...と思いがちですが、海外通販やりだすと、日々のレートに心悩ませる日々が続きます。ちなみに、一㌦90円とニュースで出ていても、そのレートで買えるわけではありません。すべては支払う会社の都合で決まります。例えば代行屋さんのレートだと、92円になってたり、Paypal円建てだとほぼ現状通りだったり、クレジットカードは締め日時点のレートだったりと、方法によって変わりますが、最安はPaypalの円建て。これはほぼ現状レート並の引き落としです。つまり、代行屋さんのレートに比べてほぼ2円安くなります。カードのレートは会社次第のようですが、安いときに注文して、支払日に暴落していると笑えません(実際にある)。Paypalの場合も、Paypal側の引き落としを円建てにしておかないと、カード会社にドルで請求がいきます(たぶん)。つまりPaypal円建てが最強ということです、はい。

    あと変な話ですが、円が急騰したときは、自分の背中を押すいいきっかけだと考えて無駄遣いの言い訳にしたりできます。
くらいでしょうか。具体的な注文方法は後ほど書きますが、覚えておくことはこれくらい。Paypalに登録しておくと、住所をPaypalから拾うケースすらあるので住所記述すら必要なくなることがありますので、Paypalの登録さえちゃんとしておけば楽になれます。

具体的なサイト案内などはのちほど。

24ヶ月?定期点検とフロントブレーキパッド交換

うちのディーラは定期点検時に交換するといろいろ工賃安くしてくれるので、まだベスラダダ余りですがFブレーキパッドも交換。

しかしバカ正直に距離で点検してるととんでもない勢いで点検してしまうので、今後は点検間隔が延びるのもあり距離でオイル等のみ変えて、点検は点検だけでうけようということに。どっちみち点検時オイルすべて無料になっても、現在の使い方からすると途中で一回オイル変えてもバチ当たらないくらい使ってるのでよしとしましょう。とはいえ知り合いの働く用品店で交換対応していたり、自分で変えるのもいいですが。

ブレーキパッドは、モノはベスラがビューエル6pod対応ブレーキパッド製造終了(用品店に告知文がある)したということなので、Spadaのころから愛用していたカーボンロレイヌ(本当は前の交換時に変えるつもりでしたが、注文するもwebikeの所謂黒岩さんエフェクトによりキャンセル)A3+をディーラーに取り寄せてもらうことに。代理店はアファムジャパン。とはいえフロントスタンド買ったので次からは自分でやるかも知れませんが。納期長めに取ってたのですが、2週間ほどで到着しました。

さて、点検後ブレーキパッドの慣らしをしつつ峠道を走って点検。

とりあえず、カーボンロレイヌは純正やベスラと比べて特に慣らし行程が重要なパッドな気がするので、慣らしをしっかりします。手順としては諸説あるようですが、
  1. ある程度普通に走って慣らす
    もちろん自分でやった場合などで交換直後ピストンが出きっていないとかもあるのでそこも注意
  2. ブレーキを強くかける→止まるを繰り返し温度を上げる(事故注意!)
    当然ですが安全な場所で行いましょう。もちろんロックするほど強くかける必要はないし、ロックしたら危ないです。1-2行程を実際の道でやるとすると、2ができるような安全な練習場までとりあえず普通に走ってきて、安全な練習場にて2-4秒くらいシューと交換したブレーキだけ強くかけれる速度を出して止まるを数分ほどやる感じ。ついでなので前後ブレーキ比率の練習などやった方がライダーのスキルアップもできて効率はいいかもしれませんが、ブレーキ時間が減ってしまうので好みかもしれません。
  3. 冷ます
    ちょっと時間をおいて冷まします。このときにブレーキパッドがなにやら黒い色になっていれば成功だそうで。
とりあえず黒くなってからは、ベスラよりコントロールしやすいものの、この手のパッドによくある奥までリニアなタイプなので、握る距離は実質増えたようなイメージ。ブレーキレバーの調整を一段階手前にしました。これで握る距離が実質減の、ブレーキのコントロール幅が増えたような感じです。

ただ、いろいろ使った経験からいうと、カーボンロレイヌは気持ちはいいのですが、ベスラほど純正ライクな感じがなくディスク共々すぐ無くなるイメージがあるのでこの辺も気になるところですが、ベスラ無き今SBSかEBCかロレイヌくらいしか公道向けがないので仕方ないといえば仕方ありませんな。どうせEBRでディスクも安く買えますし。