2011/11/09

近況+今年のEICMAが熱い!

妙に忙しいので筆が止まってしまいましたが、今年のEICMAの出展が不景気を吹き飛ばす熱さなので紹介したいと思います。

まずは近況。
  1. セロー250は9000km、ユリシーズは40000kmほど。
    今年は故障に泣かされたユリシーズですが、排気系全部取っ替えてなんとか落ち着きを取り戻しました。そして怒濤の日帰り(行動時間24時間以上)のツーリングを何度か行い少ない休みでなんとか次の車検で車検証に40000kmと書くことができそうです。弄るところもないので特に書くこともございません。セローも忙しいので通勤ばっかりですが特段何事も無く。
  2. 弄ったパーツ関係
    とりあえずセローがショートクラッチレバーとレバー位置調整(一本指クラッチ向け)と、ハンドルバーの角度を若干上げて高くして、テールランプをLEDに変えたくらいです。ユリシーズは知人からハイシートをもらったので付けてみましたが、足が両足付かないようになりました。膝の曲がりはいいんですが...
  3. タイヤの減りが凄まじい
    今回割とフルパニア移動の比率が多かったので、10000km行かずにタイヤが台形になりました。次はPR3にしようと思ってますが、Fが減ってないので前後別名柄はどうかというところですね...セローのTouristはバツグン。ちょっとブロックが台形気味になってきたというところです。
  4. G'z One IS11CA導入
    G'z OneのスマートフォンであるIS11CAを導入しましたが、auのデータ通信が納得いかないので事実上デジカメと化してます。そのうちモバイルルータを導入してじっくり使ってみます。
  5. 今後のカスタム予定
    ユリシーズはタイヤをPR3に変えるくらい。セローはステップを単車屋カスタム、ハンドルをエトストライアルの5インチあたりにするくらいで丁度良くなりそうです。
そして、壮絶な不景気を吹き飛ばすが如く発表される各社の出展モデルを紹介したいと思います。

  1. Honda NC700X
    前々から冗談で、ユリシーズをジェネシス思想的な前傾シリンダーパラツインにしたらタンクメットインに出来るよなーとか言ってたんですが、まさかそれをやるとは思いもしませんでした。アイデア料として一台ください!

    それはともかく、ホンダのお家芸である、徹底的なリサーチ(イタリアの"国民車"SHシリーズなんかが有名ですね...)による、一般的なツーリングライダーが最も必要としている領域に完全特化したという出力特性の(なんとユリシーズより低回転かつ高出力!)最もバランスが良いパラレルツイン(単気筒は大排気量高出力にすると削岩機になり、V2はリアバンクの熱が不快かつ構造が複雑すぎてエンジンスペースが大きすぎ、3-4は高回転すぎる)かつ700cc(一気筒300ccがバランスがよいとされている)で、シリンダーを極端な前傾にしてフロント荷重を稼いだりスペースを増やすという"ジェネシス思想"な構造という恐ろしく愚直なエンジンに、一般的な"MT"を終わらせた(もはや高級スポーツカーは変速速度が圧倒的に速いDCTが主流)DCTを搭載するというバケモノのようなエンジンが乗っています。

    もちろんそんな汎用性のあるエンジンで、売れ筋のアルプスローダを作らないわけがないのです。タイヤサイズも前後17インチでリア160というバランスの良さ。さらに恐ろしいことにタンクがメットインになってます。Versysもドンピシャだったんですが、残念ながらコイツには及びませんね...
  2. Versys1000
    肝心のVersysは、Crossrunnerという前例があるものの、なんとZ1000のエンジン(もちろん4気筒)を搭載して、足長系Z750Sみたいな立ち位置に。高速ツーリングはNinja1000がいいでしょうが、クイックハンドリングでカウル付きツアラーならこっち、ファイターならZ1000、SSなら10Rという組み分けにしたんだと思います。ZX-10R譲りのトラコンやカヤバの新型(BPF)を搭載するなどの気合いの入れよう。個人的には全く食指が動きませんが、Ninja1000は堅すぎるけどZ1000じゃツーリングできんよなーという人にはいいかもしれません。
  3. Triumph Tiger Explorer
    小タイガーが大ヒットしているトライアンフが、1050のリニューアルをしました。タイヤがオフよりになってるとかいろいろあるんですが、面白いのが950Wの大出力ジェネレーター。ユリシーズやTigerもかなり大きいんですが、それより遙かに大きいジェネレータを搭載して、サブランプや電熱ベストなどを使いまくっても大丈夫という設計にしてるようです。TigerのようにBMWの牙城に食い込むことが出来るか!
  4. Yamaha XTW250陵駆 RYOKU
    ヤマハも対抗してTDMを...と思ったらもっと面白いものを発表しました。
    まあもう見てもらえば分かるインパクト。ビッグタンク、ツインライト、オマケにキャリアについた空気入れ。セローエンジンベースなんで現実味あふれるコンセプトモデルです。TY-Sみたいに部品売ってくれたらRealtree部分以外全部つけてもいいですね...むしろコイツにオンタイヤつけてアルプスローダー的なツアラーにするのも楽しいかもしれないと妄想が広がります。とりあえず空気入れは付けます。
  5. Yamaha Super Ténéré Worldcrosser(上とアドレス同じなんで割愛)
    わりと本気だったスーパーテネレなんですが、さらにツーリング部品を取っ払って軽量化したりタイヤを変えたりして、ファラオラリーに吊るしで出られるレベルにしたバージョンが出ます。打倒KTMと言いたいところですが、残念ながらもうリッタークラスオフが出て楽しいラリーがやってないんですよね。しかしその意気込みは買いたいところです。
  6. G650GS sertão
    日本では発売されていないのがもったいないG650GS(単気筒GS)ですが、昔で言うところのダカールモデルが出るようです。ちなみにsertãoはブラジルかどっかの砂漠の名前だそうです。
  7. KTM Freeride
    昨今流行のエクストリームエンデューロやトライアルごっこに特化したバイクなんですが、面白いので電動バージョンがあります。まあどういうことするバイクかはリンクの動画を見てもらうのが早いと思います。
とまあ暗いニュースを吹き飛ばすイカスバイクが盛りだくさん!特にNC700XはVersysを超えるぼくのかんがえたさいきょうのバイクっぷりなので乗ってたらああやっぱり...と思ってください。