2012/03/18

2012年大阪モーターサイクルショー

今年は良いバイクが多いので久々に行くことにしました。雨なので試乗は無し。
ローダー以外はしょってるので写真全部見たい場合は
https://secure.flickr.com/photos/fakejames/sets/72157629238012392/
こちらになります。

  1. KTMが熱い!
    KTM Freerideの350が出展されているので見に行きました。これは楽しそうなバイクですね...
    KTM Freeride350
    前後チューブタイヤでビースト1つついてました。この装備でなんとお値段84万だそうで...車検があるのは仕方ないですが、まさに裏山仕様なバイクなので気になります。ロンツーはセローにお任せ!
    KTM Freerideプライスボード

    もうひとつはDuke690。そこそこコストダウンはされたものの、80万代という比較的安いプライスがついているファイターです。跨った感じは完全250のネイキッドのファイターですねこれ。昔VTでそんなの作って乗ってたんで楽しそうです。
    690Duke
  2. ヤマハのセロー推しが熱い!
    RYOKUが発表されているのは知ってたんですが、RYOKUイメージのワイズギアセロー部品が出る模様です。
    RYOKU
    RYOKU。コンセプトとはいえほぼセローなんで動きそう。
    RYOKU2
    アンダーガード兼スコップの柄。マフラーが低くてTWっぽい。
    RYOKU1
    Li-ION予備バッテリーやら空冷ファンやら。この辺は市販にはキツそうですね。

    そしてワイズギア部品セロー
    ザイル
    いろいろデカイ。
    オプションお品書き
    お品書きはこんな感じ。値段書いてるやつは今売ってるオプションです。
    コックピット
    バカデカい風防
    フロントキャリアはR-GS系のナビステー用バーがついており、かつ牧羊バイクみたいにヘッドライトの上に小物が置けるような形状。ハンドルガードはちょっとおしゃれーな感じ。
    セローサイドキャリア
    サイドキャリアが長い、どれくらい長いかというとツラーテックの箱くらいの高さがあります。モンベルのドライサイドバッグでも全部埋まらないかも。
    デカいキャリア
    リアキャリアはサイドバッグサポートのあった場所くらいまで張り出す感じ。上で寝れそうです。
    クラッシュバーとライト
    クラッシュバーとLEDライト。ここにフォグをつけよう。
    とまあ、セローをロンツー用ツアラーにする部品盛りだくさん!ゲロアタには外すでしょうがロンツーも快適にこなしてしまうセローの懐の広さを感じます。
  3. kwsk...
    Versys1000
    まさかのVersys1000展示のみ。120であの装備はアツいとは思いますね。ローダーというよりZ750Sとか好きな人にはいいんじゃないでしょうか。
  4. ホンダはNC大盛況。
    NC700Xコンセプト
    コンセプトモデル。パーツ市販可はなさそう。ODホイールって斬新すぎますね...
    当然ながらNC三兄弟大盛況。Sはさらに一回り小さくて250みたいでスゴイと思った。
    しかしインテグラのメットインが衝撃のシート下クラスであれはどうなんだろうか...NCのほうがメットインがデカイという不思議な構図に。しかしフルパニアはつきます。
    インテグラ
    迫真のメットイン
    そして無限ブースにクロスツアラーとクロスランナーも置いてありました。
    クロスツアラー
    なんかクロスツアラーはポジションが各社にくらべてかなりヘンチクリンかつシートが低すぎて困った感じですね...ステップが前すぎかつ高すぎという感じか。しかしV4とは思わせないコンパクトさですね。体感NCとそんな変わりません。
    CRFとか痛単車は割愛
  5. スズキは新型V-StromとInazuma250
    V-Strom650(New)
    確かに前モデルにくらべて軽快感が増しています。装備もタンク容量が若干減ったものの充実していますね、NCのインパクトにかき消されがちですがイイバイクですねえ。
    Inazuma250はなんかリアシートが古くさすぎてビビってますが小僧っぽい人には割と好評そうでした。ヘッドライト丸目にしたらそれはそれで売れそうな。
  6. BMWはG650GS発売確定か
    G650GS
    値段次第ではダークホースになりそうな単気筒GS。発売確定で値段をどうするかという段階で6月頃発表らしいです。サイズはまさにちょっとだけデカいセロー。DRZでツアラーつくるとこんな感じかもというサイズですね。
  7. 次期メットはNeotecか?
    NC700Xとの絡みもあるんで次はオンメットにしようと思ってますが、オンメットで困るのが西日。
    サングラスなんぞメットの中に入れたくはないんですが、かといって日差しはどうにもならず。オフメットだとバイザーで太陽隠してなんとかなりますが、オンはどうにもなりません。ということで、インナーバイザーが国産メーカーで初めて付いたNeotecをかぶってみました。

    普段アライLなんですがNeotecはMでジャストという感じ。バイザーも視界全部塞ぐ感じで、ピンロックもフチが狭いのでかなりよさそう。そしてそこまで重い感じもありません。
  8. TX3は...
    TX3もあったのでかぶってみましたが、1-2ほどの差はありませんでしたね...
  9. SYMのカスタムが面白い
    職場が海の近くなんで、毎日のように釣り竿担いだライダーがいるんですが、そこにSYMが参入。
    SYMのベンリィっぽいやつ釣りカスタム
    バイクは現行ベンリィ風の何かなんですが、リアボックスがクーラーボックスになってたり、釣り竿が邪魔にならないように装備できたりと釣り仕様になってました。釣りが盛んな近畿圏だと欲しがる人は多そうです。
  10. 北海道無敵仕様カブサイドカー
    カブサイドカー
    あらかわいい。スパイクタイヤ装備で真冬の宗谷岬も楽勝だと思われます、たぶん。54万だそうです。
ざっと見た限り興味を引いたのはやはりFreeride!あの装備で84はかなりお買い得プライスだと思われます。用途がかなり限定されるのでまあそれはそれでアレではあるんですが...セローでゲロオフ行き尽くして次の次元に進みたくなった人にはうってつけかもしれません。ロンツーはワイズ部品付けたセローでいくとして。

RYOKUイメージのセロー推しはありがたいですね。オン向けタイヤ付けたホイールを用意してロンツー装備を整えるのもいいかもしれません。

そしてG650GSは価格次第では恐ろしいことになる予感。かなり気になりますね...

他にもまあいろいろありましたが、今回は結構見所が多くて良い感じのMSショーでした。

2012/03/11

Tiger800 - ミドルクラスローダーの新基準

本日は岡山まで、念願のタイガー800の試乗に行ってきました。XCとかは結構あったりするんですが、いろいろすれ違いがあり今日に至ります。ちなみにXC興味無いんで触れません。

さて、トライアンフが満を持して出したローダーであるタイガーは、F19インチキャストホイールという、V-StromやF650GSのような構成なんですが、特徴はやはり三気筒。よく言われる2気筒のトルク感と4気筒のスムーズさを持つと言われる三気筒675エンジンを800にボアアップしてツーリングの余裕を持たせたモデルです。その実力やいかに...

ザックリ纏めると、
  1. 二気筒のトルク感と四気筒のスムーズさ
    三気筒自体に乗ったことがなかったので、裏返せば四気筒みたく回らず二気筒ほどトルキーじゃないんじゃないかと思ってたんですが、タイガー800に関してはそれは全く当てはまりません。アイドリングでのギクシャク感の無さはまさに四発の如くスムーズで、2000-6000rpmまでは等間隔爆発パラツインもかくやというトルク感。それ以上も回るんでしょうが公道ではちょっと回せません。つまりまあツーリングなら2-3000回ってれば十分動くという低回転でのパワーから、回すとガツンと吹き飛びそうなパワーが出て、かつもっと回る(たぶん)という感じです。これは面白い。
    そして、社長の談ですが、タイガーに関しては後述する大容量のジェネレータが良い案配に抵抗になってこの独特のパワー感になっているそうです。
  2. 特徴的なエンジン
    スムーズなエンジンにありがちなのは、モーターのように精密だがどうも面白みにかけるというもの。ところがこの三気筒は、2気筒ほどではないにせよ爆発感があり、かといって二気筒ほどゴリゴリしておらずという絶妙さ。体の下で何かが爆発して回ってる感覚があるのはいいですね。シフトのタッチもガッチリだけど重いという感じではなく、国産ほどヤワすぎるというほどでもない絶妙さです。
  3. しっかりした足回り
    セッティングがリアのプリロード(ダイアル)しかないものの、倒立フォークが付いており、一応オフタイヤがあるF19ではありますが、作りはもはや完全にオンロードと言ってしまっていいでしょう。当然ながらオフタイヤを付ければダートでのグリップは変わるので一般公道で遭遇するオフを通過するには問題ないようです。なお純正タイヤのスコーピオントレイルはオンでのグリップは全く不満ありませんでした。F650GSのオン走行性能と比較するには余りにも失礼すぎるレベル、どっちかというとTDMですねこれ。
  4. オプション多才+本気の電装
    Touratechフルオプション展開があります。そしてユリシーズのように、500W越えのジェネレータがついており、電熱補助灯なんでもござれ。当然純正もいろいろあります。あとはキーシリンダー横にヘラーソケットがあったりと細かい工夫もあります。そしてメーターがギアポジションインジケータ、瞬間燃費計やらなんかいろいろついてます。
  5. コンパクトだが迫力がある車体
    もうこれは好みの問題なんですが、Vほど細すぎず4発ほど太すぎないパラツイン的な寸法です。TDMと比べるとちょっと太く感じるようなレベル。まあ三発なんで。
  6. 想像以上の取り回しのよさ
    ラージホイーラーで腐ってもローダー系高身長モデルでクラスで重量的にもっとも不利であろう三気筒となると辟易しそうなものですが、コーナリングでFが立ちすぎる感じは全くありません。かといってタイヤが細いからといってヘナヘナする感じもないのでF17インチモデルと遜色ないコーナリングが出来ます。重心も結構低いうえになんせ足つきがイイ(アエラローダウンリンク入りだが無くてもよさそう)ので気楽に乗れます。
  7. 明るすぎるヘッドライト
    珍しくH4の二灯です。勿論上下動がある乗り物にHID入れるのはオススメしませんが、HIDx2の走行灯にすることができます。補助灯までいれたらどうなることやら。
  8. そこそこのタンク容量
    19Lなんで20km/lでも380kmはいけます。
  9. 割とシンプル
    配線とか全体的な作り、そして駆動系とかはゴッツイ普通ですが、外車なんで量販店のサポートは期待しないようにしたほうがいいですね...車重も装備210kgなんで下手な600より軽いです。
  10. 割安なお値段
    ABS付き(しか今年はないですが)で120、いろいろ足して乗り出し13-40といったところでしょう。
気になる所を纏めると、
  1. 燃費
    15-20とあまりパッとしません。もっとも800ccということを考えるとそんなもんだとも言えますが、もう一声欲しい気持ちもあります。
  2. 足回りが若干堅い
    オンロードを高速で攻めるには良さそうな案配ではあるんですが、肝心の荒れた道などではセッティングをもっとヤワくしたくなりそうです。リアプリロード全抜きクラスで遊び増やしてどれだけユルくなるかですね。ダンピング自体は悪くなさそうでしたが。
  3. ケツがいたそう
    通常シートだったんですが、若干堅そうなのが気になります。もっとも形状はしっくりはします。
 という感じです。ミドルクラスローダーの基準点はコイツという感じです。オン悪路ツーリングに関してはこれが標準で、これからさらにオンを捨ててオフに寄せるとトランザルプとかF650GSTwinで、さらにオン向けコンパクトにするとVersys、航続距離などゆったり系重視のV-Stromときて、変態装備のNCという感じでしょうか。このバイクはまさに言葉で説明するより乗らないと良さが伝わらない良い例だと思いました。ミドルサイズでご予算内なら一度試乗する価値はあります。

2012/03/01

ツーリングオーバー北海道

本日フェリーを予約し、生涯初の北海道上陸を果たすことになります。
バイクは本当はユリシーズで行きたいところだったんですが、もろもろの状態によりセローで行くことになりました。

とりあえずいろいろ忙しくなりそうです。

2012/02/26

セロー250ポジション最適化計画おおよそ終了

セローで前々から気になっていたポジション。それは元々低すぎるハンドルに、Touristを履くことによって若干リアが上がって前が下がってさらにハンドルが低くなることです。スタンディングすると手が太股より下になるので上体がかなり下がり、そのせいでハンドルに荷重がかかりつつリアに荷重がかからないという有様。

これを直すにはハンドルを高くするかハンドル位置を高くするかなんですが、特段ハンドルの剛性や重量に不満がないのと、うかつにハンドル買ってワイヤの取り回しが微妙だったり合わなかったら悲惨なんで、ZETAのバーライザーを導入しました。19mmアップ。

これにより完全に乗り味に大きな変化が。

まずは人間の前傾が解消されたことによって、リアステップの同軸上から重さがブレないんで、ものすごいリア荷重というか、ほぼ一輪車です。

当然人間の前傾がないので、前後左右に自由にポジションが移動でき、かつハンドルに力を入れる時も、体制を一切変えずに行えるようになりました。 スタンスティルが飛躍的に持続できるように。

オフもちょっとだけ走ってみましたが、リアに掛かる荷重がかなり増えたのはいいんですが、フロントがフラフラなので若干怖いですね。Touristの弱点ドロドロ状態だったんでさらに。岩場かつ迫真空気圧ならまた違う感触になるかもしれませんが、若干この状態に慣れないと怖いですね。リアサスのプリロードもちょっと見直した方がいいかもしれません。

一見良いことに思えますが、シッティングするとハンドルがやや高いのでキョンシー状態に。オンツーオンリーの場合は角度変えたりするとよさそうです。通勤は割り切ります。

当然尻へのダメージも増大するんで、なんかシート周りもどうにかしたくなります。

早くオフに行ける季節になってほしいもんです。

2012/02/25

NC700X試乗-XB7Xかカブ700か

今日ナンバー付いたから、雨止んだら試乗やりますという連絡があったので乗ってきました。
こりゃすごいの一言。これはバイク史に新しい歴史を作ったと言われることはもはや疑いようがないレベルであります。価格は400、燃費は250、走る姿はユリシーズという万能さで、メットインまでついてやがります...個人的にはスーパーカブ並のインパクトを感じています。

まずは凄かったところをまとめると、
  1. ビューエル系トルク型エンジン
    6000rpm50psがよく話題になってますが、最大出力は発電機とかポンプなら重要かもしれませんが、乗り物だと様々な要素が複雑に絡み合うので実際何とも言えない部分があります。
    例えば2st250と、DR-Z400と、VT250Spadaと、400のクルーザーと500スクーターすべて40psですが、どう考えても同じパワーフィールなわけがないですよね。
    車体の目的・ディメンション・ドライブトレイン・吸排気・タイヤに騒音規制や環境規制でのデチューン方法などを考慮すると、やはり一概にはいえませんね。

    話を元に戻すと、パワーフィールはまさにビューエルもかくやという超低回転型。XB12みたいに気絶したかのような吹っ飛び感はもちろんないですが、XB7があったらこれくらいだろうなというくらいワープする加速が楽しめます。3000rpm当たりでモリモリ感が発生して、あっというまにレブまで到達ですが、レブ周辺はパワー感は少なめですが、所謂ただ回ってるという感じでもないです。
    当然どっからでも加速し、公道では(世界基準でも)まあ合法的に使えるだろうなという速度域での楽しさはユリシーズの次に楽しいと思います。
  2. ジェントルだが面白い音
    国内仕様というとどうしても音が全くないような感じだったんですが、最大出力発生回転数が低い分、騒音計測回転数が低くできるからか、存外に迫力がある音が回すと出ます。アイドリングはカムチェーンの音が結構大きくてトライアンフっぽい感じが。ただガサツな感じはなくて、精密につくってあるなーという感じです。
  3. 超低重心
    ビューエルは、全体的なマスの集中や、OHVやマフラー位置などでの低重心化を行って、あの手のバイクにしては違和感アリアリの重心位置なんですが、これはそれどころじゃありません。代車で乗ったXL-72とかのローライドなクルーザーくらいの位置に重心があるので恐ろしく乗りやすいです。足が長いのでコーナリングが辛いと言うこともありません(Xは)。
  4. 効き過ぎるブレーキ(コンバインドABS)
    コンバインド全開になるリアブレーキだけで止まろうとすると人間だけ吹っ飛びそうな感じです。ABS使うまでもないかと。シングルでこれくらいの車重であれくらい効くのはどういう仕組みなんだろうか...
  5. 視界が広い
    ユリシーズみたいに、メーターとかが下の方で自分の視界に何も入りません。開放感があっていいんですよね...
  6. 燃費
    60km/h定地で41ってセローより燃費がいいんですが...制限140km/hの海外で25-30という話なんであり得ないという話ではないかもしれません。完全新発想新設計のエンジンと化石の(従来のバイクのエンジンすべてに当てはまる)空冷エンジンですし。ビューエルも3000rpmで流すと凄まじい燃費のよさを発揮しますし。
  7. ランニングコストがバツグン
    シングルディスク、17インチかつリアが160のタイヤ、レギュラーガス(まあ10Lで100円もかわんないんですが)にオイルもそんな大量に必要とは思えません。プラグも結構もつんじゃないでしょうか。
  8. とにもかくにもメットイン!
    オンメットなら楽勝で入るし、箱を付ければ箱の中の小物を全部移動させて広々と使うということもできましょう。ETC付けることを考えるとメット入れるとちょっとアレかもしれませんが。
  9. オプションパーツがもりだくさん
    ホンダアクセスだけでも結構あるので、社外も国内外を問わずいろいろでると思われます。数が出そうなバイクなので開発も進むというもんです。
  10. 太すぎず細すぎない車格
    Vはどうしても細すぎる感じがありますし、4発はデカすぎます。となると、その中間のパラツインは割といい案配です。メットインなどの絡みでタンク周りはTDMくらいのインパクトはあります。
  11. 存外に足つきがイイ
    173のごつい感じでほぼ両足ベタです。サスがかなり堅かったのでプリロード抜くと普通に両足付くかも知れません。
  12. 割と余裕ある車高
    セロー乗車時くらいの余裕があるんで、路側帯とかにひっかかるんじゃあなかろうかみたいな感じもなく、悪路ではそこそこ快適に走れると思います。
  13. カブを彷彿とさせるシート
    初バイクがカブだったんですが、あれのシートを超えるシートはユリシーズしか今のところありませんが、これは割とカブっぽいふかふかな感じでロンツーでもよさそうです。
  14. DCT仕様をまだ残している
    ポルシェですら、もはやMT(車の)は性能的に全く劣っているが、そういうのが好きな人のためだけに出していると言わしめるツインクラッチトランスミッションを搭載するモデルが出ます。MT仕様ですら割とエグい燃費がさらによくなるという...個人的には悪路でのクラッチによるトラクションコントロールがいらないレベルの制御ならそれはそれで面白そうだと思っていますが、スクーターみたいなお粗末なのだとちょっと困りますね。値段も上がりますし。
  15. 言うまでもなく恐ろしい価格設定
    Versys86万、V-Strom100万、TDM100万という時代に、ベースグレード65万で上記の性能です...さらに恐ろしいのは、結構いろんな店で値引き枠があるのと、国内仕様なんで納車手数料が安い安い。Versysで言うと、納車手数料10万くらいかかるんですが、これだと値引きでトントンかそれ以下になるレベルで乗り出し65以下が当たり前という感じです。
とまあこんな感じでした。まさにXB7X(XT)という感じ。これはかなりツボです。

残念な点と修正できそうな対策もあります。
  1. 乗車姿勢がちぐはぐ
    ポジションはよくあるアルプスローダータイプなんですが、どうも世界仕様の設計なのかスクーターにも流用するからかの絡みでハンドルが若干遠くて低いです。角度の変更などをすると若干快適になると思われます。ただ上体起こしすぎると尻にダメージが行くので注意が必要です。でもステップの位置は個人的にはローダートップですね。まあこのジャンルアジア人には辛いですが、慣れっちゃー慣れでもあります。
  2. タンク容量
    まあ燃費はいいんでしょうが、ユリシーズより少ないのはちょっと気になります。25km/lで余裕もって10lに入れるとして250km、30で300 40で400で給油したほうがいいんじゃないでしょうか。400はどう考えてもおかしいですけど。
  3. ホーンとウインカーが一般的な位置と逆
    知人がモトグッツィに乗ってるんですが、普通ウインカーのスライドが上で、ホーンが下だと思うんですが、何故かそれが逆になってていきなりホーン鳴らします。NCもホーンが上なんで、10kmの試乗で3回は慣らしました。これしか乗らないならいいんですが、二台持ちだと確実に混乱します。
  4. 足回りが結構堅い
    まだ慣らしのなの字も終わって無く、プリロードがどんくらい掛かってるのか分からないですが、ちょっと足回りが堅いですね。これもまあしばらく乗らないとわかりません。飛ばすにはよさそうなんですが、公道速度重視なんだからもうちょいしなやかでもよかったかもしれません...
  5. コンバインドABSが明確にイマイチ
    安全な速度でABS発動させてみたんですが、ロックはしてないんでしょうが、すごいスリッピーな感じでちょっと怖いです。フィードバックも不自然。この辺はBMWとかは流石ですね...
  6. 初期装着タイヤ(BT-021)が相当イマイチ
    ピレリエンジェルや、ミシュランのPR3と比較するとはっきり言って比べものにならないというか、あれをツーリングタイヤというならこのタイヤはそれ以下と言わざるを得ません。どうせ専用開発しないで市販タイヤを装着するんなら、追い金とか出てもイイから好きなタイヤ履かせてくれればいいのにと思います。
  7. 風防が小さすぎる
    セロー用?というレベルで、無いよりマシくらいレベルと言わざるを得ません。社外や純正のデカいやつ必須です。夏場はこれのほうがよさそうですが。
  8. ポジションランプ付きウインカーが個人的にかっこよくない
    あくまで個人的な話なんですが、ポジションランプ付いてるのあんま好きじゃないです。
  9. メーターデザインが若干見にくい
    バー型タコメーターはもう無いものだと思っていいと思います。インジケーターがすごい前時代的なのも妙に気になります。まあどうせ走ってるときに目に付かないのでいいですが...ビューエルのチャチすぎるメーター(同じく視界に入らない)を若干彷彿とさせますが、時計とトリップ見えるだけマシです。
  10. H4ヘッドライト
    H4はハイローで一灯のせいかどうも個人的には余り好きな光軸ではないです。ただ、オプションで補助灯が用意されてるので割り切りという考えもできます。ピッチングがある乗り物に付けるのは推奨しませんが、HIDでハイロー両方使えるというメリットもまあ無くはないですが。
とまあ、気になる部分もなくはないけど些細なもんです。なにより65万でこの性能はちょっと他のメーカーの立場がないという感じですね...もし乗り換えることができればまたいろいろ書いていきたいと思います。

2012/02/21

TR-011 Touristリア交換

ついにブロックヘイトが5mmくらいになったので交換しました。距離は12500kmなのでおおよそ6000kmで限界になると言えます。

とりあえず雑感を纏めると、

  1. バツグンの岩グリップ

    これはもう言うまでもないんですが、迫真空気圧(0.5以下)にするまでもなく、岩場でガンガングリップします。握り拳大の岩がゴロゴロしてるような路面で通常通り進めるとか、ブラジル堀りされたような轍で普通にレーンチェンジできるとか、スキー場の上級コブコース並かつガレてるような場所をブロック1cmの状態で平然と登るなど、とんでもないグリップを発揮します。当然下りでも、うかつにブレーキしようものなら、微妙な場所で止まってしまいます。そして、アスファルトも岩といえば岩なんで、オンでの性能も割と良い感じです。

  2. ソフト路面もさして弱くない
    無論、AC-10みたいなゴツいやつには及ばないんでしょうが、ずっと泥ばっかりじゃない限りは割と落ちてくれる気がします。しかしまあ水たまりの中とかはあまり入りたくはないです、が、別に入らなくても普通のタイヤなら水たまり通った方がマシレベルのルートを選択できるのでそれはそれで問題なかったります。トライアルの大会でもドロっぽいときでもやってるくらいですし。
     
  3. 空気圧
    1kg以下はアスファルトでもヨレるんですが、一本指クラッチ系の、ハンドルの外側を持つタイプの持ち方をすると治まります。そして1以上はどうもブロックの減りが早いような感じがするんですが、高速だとスタンディングウェーブが怖いのでちょっと入れた方がいいかもしれません。高速1.2 下道1-0.8(オフでも単なる通過などはこのレベルでこなせる) 迫真0.5以下といったところでしょう。0.5以下にすると林道で押すのにものすごい労力を喰うくらいグリップします。
     
  4. 速度計の誤差
    標準120/80-18かなんかで、こいつは4.00-18なんで若干狂います。GPSで計測したところ、新品の状態で60km/hで+10km、減ってきて交換ギリギリだと+6kmくらい。気になる人は対策しましょう。当然メーター速度より遅いので、速度守ってるのに捕まるということはありません。
     
  5. レイングリップ(公道)
    驚いたことに結構喰います。

  6. バンク時のヨレ
    よく言われるTouristのタイヤのヨレなんですが、空気圧1くらいの状態で、オンロードスポーツバイクみたいにタイヤにガッチリ荷重をかけると、柔らかすぎるタイヤなんで当然ながら潰れてヨレますが、荷重を真下にかけて曲がるリーンアウト的な曲がり方をすると言うほどヨレる感じはありません。ユリシーズがスポーツバイク系の曲がり方で曲がるバイクなんで、しばらくツーリング行って帰って通勤でセロー乗るとうっかり荷重かけて曲がってしまいビビることはあります。
とまあ、値段も安い、チューブレス、迫真ガレ地グリップで持ちも変わらない(F未だにブロック沢山あります)というセローの為に作られたようなタイヤ。もしタイヤ交換する機会があったら是非一度入れてみることをオススメします。

2011/11/09

近況+今年のEICMAが熱い!

妙に忙しいので筆が止まってしまいましたが、今年のEICMAの出展が不景気を吹き飛ばす熱さなので紹介したいと思います。

まずは近況。
  1. セロー250は9000km、ユリシーズは40000kmほど。
    今年は故障に泣かされたユリシーズですが、排気系全部取っ替えてなんとか落ち着きを取り戻しました。そして怒濤の日帰り(行動時間24時間以上)のツーリングを何度か行い少ない休みでなんとか次の車検で車検証に40000kmと書くことができそうです。弄るところもないので特に書くこともございません。セローも忙しいので通勤ばっかりですが特段何事も無く。
  2. 弄ったパーツ関係
    とりあえずセローがショートクラッチレバーとレバー位置調整(一本指クラッチ向け)と、ハンドルバーの角度を若干上げて高くして、テールランプをLEDに変えたくらいです。ユリシーズは知人からハイシートをもらったので付けてみましたが、足が両足付かないようになりました。膝の曲がりはいいんですが...
  3. タイヤの減りが凄まじい
    今回割とフルパニア移動の比率が多かったので、10000km行かずにタイヤが台形になりました。次はPR3にしようと思ってますが、Fが減ってないので前後別名柄はどうかというところですね...セローのTouristはバツグン。ちょっとブロックが台形気味になってきたというところです。
  4. G'z One IS11CA導入
    G'z OneのスマートフォンであるIS11CAを導入しましたが、auのデータ通信が納得いかないので事実上デジカメと化してます。そのうちモバイルルータを導入してじっくり使ってみます。
  5. 今後のカスタム予定
    ユリシーズはタイヤをPR3に変えるくらい。セローはステップを単車屋カスタム、ハンドルをエトストライアルの5インチあたりにするくらいで丁度良くなりそうです。
そして、壮絶な不景気を吹き飛ばすが如く発表される各社の出展モデルを紹介したいと思います。

  1. Honda NC700X
    前々から冗談で、ユリシーズをジェネシス思想的な前傾シリンダーパラツインにしたらタンクメットインに出来るよなーとか言ってたんですが、まさかそれをやるとは思いもしませんでした。アイデア料として一台ください!

    それはともかく、ホンダのお家芸である、徹底的なリサーチ(イタリアの"国民車"SHシリーズなんかが有名ですね...)による、一般的なツーリングライダーが最も必要としている領域に完全特化したという出力特性の(なんとユリシーズより低回転かつ高出力!)最もバランスが良いパラレルツイン(単気筒は大排気量高出力にすると削岩機になり、V2はリアバンクの熱が不快かつ構造が複雑すぎてエンジンスペースが大きすぎ、3-4は高回転すぎる)かつ700cc(一気筒300ccがバランスがよいとされている)で、シリンダーを極端な前傾にしてフロント荷重を稼いだりスペースを増やすという"ジェネシス思想"な構造という恐ろしく愚直なエンジンに、一般的な"MT"を終わらせた(もはや高級スポーツカーは変速速度が圧倒的に速いDCTが主流)DCTを搭載するというバケモノのようなエンジンが乗っています。

    もちろんそんな汎用性のあるエンジンで、売れ筋のアルプスローダを作らないわけがないのです。タイヤサイズも前後17インチでリア160というバランスの良さ。さらに恐ろしいことにタンクがメットインになってます。Versysもドンピシャだったんですが、残念ながらコイツには及びませんね...
  2. Versys1000
    肝心のVersysは、Crossrunnerという前例があるものの、なんとZ1000のエンジン(もちろん4気筒)を搭載して、足長系Z750Sみたいな立ち位置に。高速ツーリングはNinja1000がいいでしょうが、クイックハンドリングでカウル付きツアラーならこっち、ファイターならZ1000、SSなら10Rという組み分けにしたんだと思います。ZX-10R譲りのトラコンやカヤバの新型(BPF)を搭載するなどの気合いの入れよう。個人的には全く食指が動きませんが、Ninja1000は堅すぎるけどZ1000じゃツーリングできんよなーという人にはいいかもしれません。
  3. Triumph Tiger Explorer
    小タイガーが大ヒットしているトライアンフが、1050のリニューアルをしました。タイヤがオフよりになってるとかいろいろあるんですが、面白いのが950Wの大出力ジェネレーター。ユリシーズやTigerもかなり大きいんですが、それより遙かに大きいジェネレータを搭載して、サブランプや電熱ベストなどを使いまくっても大丈夫という設計にしてるようです。TigerのようにBMWの牙城に食い込むことが出来るか!
  4. Yamaha XTW250陵駆 RYOKU
    ヤマハも対抗してTDMを...と思ったらもっと面白いものを発表しました。
    まあもう見てもらえば分かるインパクト。ビッグタンク、ツインライト、オマケにキャリアについた空気入れ。セローエンジンベースなんで現実味あふれるコンセプトモデルです。TY-Sみたいに部品売ってくれたらRealtree部分以外全部つけてもいいですね...むしろコイツにオンタイヤつけてアルプスローダー的なツアラーにするのも楽しいかもしれないと妄想が広がります。とりあえず空気入れは付けます。
  5. Yamaha Super Ténéré Worldcrosser(上とアドレス同じなんで割愛)
    わりと本気だったスーパーテネレなんですが、さらにツーリング部品を取っ払って軽量化したりタイヤを変えたりして、ファラオラリーに吊るしで出られるレベルにしたバージョンが出ます。打倒KTMと言いたいところですが、残念ながらもうリッタークラスオフが出て楽しいラリーがやってないんですよね。しかしその意気込みは買いたいところです。
  6. G650GS sertão
    日本では発売されていないのがもったいないG650GS(単気筒GS)ですが、昔で言うところのダカールモデルが出るようです。ちなみにsertãoはブラジルかどっかの砂漠の名前だそうです。
  7. KTM Freeride
    昨今流行のエクストリームエンデューロやトライアルごっこに特化したバイクなんですが、面白いので電動バージョンがあります。まあどういうことするバイクかはリンクの動画を見てもらうのが早いと思います。
とまあ暗いニュースを吹き飛ばすイカスバイクが盛りだくさん!特にNC700XはVersysを超えるぼくのかんがえたさいきょうのバイクっぷりなので乗ってたらああやっぱり...と思ってください。