2012/12/17

今年を振り返る - NC700X編

いよいよ今年も終わりそうなので、NCについてあれこれ纏めます。現在14000km。

  1. ツーリング装備おおよそ装着
    チェーンドライブバイクに必須のスコットオイラーに始まり、MCN45SiとProGripと巻きグリップヒーター、風防とユーティリティバー(純正OP風防)にスタンドワイドキット、Touratech装着とCOOCASEなど、とりあえず一ヶ月くらい野宿ツーリングいけるくらいの装備は調えました。これで現状不満がほぼないので、あとは小改造するくらいにして、DCTへの買い換えを目指していきたいと思います。
  2. DCTコンバージョンキットが出たら即買いたいレベル
    なんとかS DCTに試乗できましたが、そのあまりの性能に感動したのでもう買い換えのことしか頭にありません。左手でシフトダウンがやりづらそうなので疑似レバーキットはいれることになるでしょう。出来れば左手ブレーキをインテグラから移植できたら完璧なんですが...
  3. 足回りが不満
    フルパニアキャンプ道具満載(おおよそ50kg)して思ったんですが、プリロード堅すぎです...
    普段だとドッタンバッタンする足回りが、フル装備だとたゆんたゆんな感じになり非常にいいですが、普段フル装備しないうえに荒れた道が多いので気になります。リアのリングの調整非常にめんどくさいから触りたくないというのもありますし、フロントそもそもいじれません...

    幸い、マトリスやナイトロンからフロントプリロード調整可能なカートリッジや、リアリモコンプリロード調整付きのサスなどが出ているので、正直65万の吊るしで考えるより、サス代入れて75万とかで考えるほうがいいかもしれませんね。

    そしてタイヤ。BT-023がかなりの残念性能なので恐ろしいです。Pilot Road3のように水がなきが如しの耐レイン性能は当然無く、ANGELのような格上のタイヤと間違うようなドライグリップもない感じです。規定空気圧が入れすぎなような気がするので前後2.6くらいにすると、なんとかディアブロストラーダくらいのグリップになる感じです...

    じゃあその代わり恐ろしく持つのだろうと思ってましたが、Fがボチボチオタッシャ重点な感じです。リアはもう少し行けそうですが、フル装備で1000kmほど走ると一瞬で溝が減ったので単に車体が軽い分持ってるだけという感じがします。

    そして、足回りとはまた別なんですが、NCの特性であるハイギヤードなギヤを低い回転数からパワー出して走るという走り方はよく滑ります。よってレイン重視(というほどドライも悪くない)PR3に変えると思います。DCTだと、バイク側でトラクションコントロール的な機能がない場合、雨の日にDモードで走るのはちょっとコワイ可能性がありそうです。まあ慣れれば回避できるレベルではありますが、そういうちょっとしたところから体力というのは削られるものなのです。
  4. 全く新しい、革新的なヘッドライト
    NCで夜走っててすごいなと思うのは、H4にしては異常に明るく範囲の広いヘッドライト。
    ユリシーズのH7x1とH3x2の状態と光量以外はさほど変わらない範囲が照らされるので、AUXライトの優先度がモリモリ下がっていきます。

    それもそのはず。
    NC700Xすれ違い灯
    NC700X走行灯
    これを見て貰えば分かると思いますが、ヘッドライトからかなりの量のグレアが出ています。
    こうして光を弱く散らすことにより、照射位置以外の部分もある程度明るくするというわけです。

    当然ながら、これにHIDを入れると、この薄く光ってる部分が強烈に光ってしまう(もしくは照射範囲が大幅に減る)わけで、なかなか対向車にとっては愉快なことになってしまうと思い、結局M&Hのイエローヴィーナスにしました。HIDとグレアについては、F&F氏のページが非常に詳しく実践的なので是非一読することをオススメします。

    http://www.fnf.jp/xenonb.htm

    そして、肝心の走行灯は、Aみたいな形の光がすれ違い灯くらいの距離にでて、Aの先から真横にズドンと光が広がります。当然グレアそのままなので単体でも十二分に使えるわけではありますが、なんとなく補助灯も余ってるしそのうち付けようと思います。

    ちなみに光軸調整は車みたいにドライバ差して回すコマが右下に上下、左上に左右に動かすやつがついてます。
  5. 冬に入り燃費悪化するもやはり強烈な燃費
    -5度の諏訪とかも走りますが、フル装備ですらツーリングで30切ることまずないですね...しかし夏場は30台中盤くらいいくことを考えると、やはり寒い分暖機で燃料が食われてる感じではあります。まあどのバイクも喰われるのでNCに限ったことではありませんが。なお1時間くらいアイドリングするような渋滞オンリー行程で23を記録しました。
  6. スコットオイラーは工具スペースに貼り付け
    ハンドルに付けていて浸水してオタッシャしたスコットオイラーのインジケーター。どうしたものかと考えて、結局メットインの工具スペースの中に、強力ベルクロではっつけることにしました。これなら外せるし普段は固定されます。配線はうまいことマスキングと養生してバッテリーのほうに入れてます。これで浸水することはまずないでしょう。

    ただ気になるのは、オイルが悪かったり(生分解性チェーンソーオイル使用)寒いせいかもしれませんが、振動が少ないのか吐出量が少ない。よって固定量(最大の20sec/1滴)にして感度最大にするとホイルがベタベタするくらいには出てるようなのでそれで様子みてます。当然ながらタイヤが滑るほど付くことはありません。

    チェーンは14000kmで一回、つまり初期伸びを調整しただけという有様です。やはりチェーンドライブには自動オイラーは必須といってイイでしょう。
  7. ウィンドプロテクション
    純正OP風防のバーにナビを付けたかったので、いろいろありましたが純正OPに決定。まあ可もなく不可もなくというレベルです。むしろ純正はあのサイズのわりには頑張ってる感じです。夏場どうするか検討してますが、ナビつけたいのでそのままでいくかもしれません。

    あとはタンクとカウリングにより、足の太股をかするくらいしか風が当たらないんですが、それをゼロにすべく追加のウィンドプロテクターを足だけつけようと思います。靴はそこまで不満がないというか分からないので特段必要性を感じず。
もう正直真剣に大型バイクに乗る体力が無くなるまでNC以外に乗る気がなくなりました。その先はスーパーカブに乗ることになると思います、というくらい気に入ってます。来年もバリバリ乗って下取り価格をガンガン下げていくつもりです。

2012/12/16

NC700XにTouratech ZEGA Classic装着

これでようやくツアラーとして完成した格好に。
2012年現在NC700Xカスタマイズ

  1. 装着時の注意事項 - ステーが上下別サイズ
    うちはユリシーズでTouratechのパニアステーに装着していたので持ってたのでいいんですが、ステーの下部(可動しない引っかける方)がTouratech純正のサイズ(11mmかなんか)で、ネジ巻いて固定する上部がヘプコ用とされる8mmという変則サイズです。当然ながら、箱と8mmだけ買ってしまうと付きません!Touratechに確認して11mmの下だけと8mmの上だけが購入できるのか確認必須。最悪11mmを買って、上部にカラーなりなんなりの噛まし物を付けることになるでしょう。
  2. ドリル寸法が微妙
    ボルト穴の6.3mmは結構どこでも売ってるんですが、固定金具の10.2mmというのがあまり売っていません。10mm開けてヤスリで拡張するか、10.3mmで開けるかになると思われます。
  3. アーチの取り付け部分をかわす
    ヘプコステーの下部の後部に、左右のスタビライザー的なアーチを付けるための部分があるんですが、当然ながらステーの四隅に付けようとしてしまうと積みます。仮組みはしっかりやりましょう。
    装着、完了です…
  4. マフラーは当たらなければ気にしない
    仮組みした時点で、マフラーに当たらない位置であれば車体がどう動こうとも当たりません。社外品は何とも言えませんが、純正くらいの高さであれば大丈夫だと思われます...
なんというか、仮組みしてポンチして穴を開ける以外の説明が思いつかなかったんですが、そんな感じで穴を開けて、固定具に防水としてエポキシ系のボンドを塗って装着。うちはTouratechステー用の穴が当然ながら空いてるので、ボンドとダクトテープで養生してます。土砂降りでしたが浸水はしていない模様。他の穴開けるオプションパーツもこの方式でいけそうです。

装着したときの幅は、NCはハンドル幅が狭いので広く感じますが、アップマフラーなわけでもなくユリシーズと比べて特段広いかと言われるとそんなこともない気がします。ハンドル幅より握り拳半分くらい広い感じ。
パニアの広さ


さっそく装着してキャンプ道具満載で乗りましたが、プリロードが丁度良くなってるので普段のプリロードが効き過ぎなのを再確認。DCTモデルに乗り換え次第前プリロード付きカートリッジ後ナイトロンあたりにリプレイスしたいところです...