さっそく、林道も含めたややロング(300km)のツーリングに行って分かったことをまとめたいと思います。ただし状態を完全に把握していない中古なので未知の不具合(フレームやフォーク三叉歪み)などがあるかもしれません。
- バイクの状態
Fサス・キャブ回りは購入時に完全に手を入れてもらった(と思われる)ので、今までの整備で前後GP110に交換・リアサス新品・フロントスプロケ1Tアップ・壊れかけていたホーン交換・リアナンバー灯交換・ヘッドライト提灯イエロー(合法年式!)・ハンカバ装着・ETC装着程度。
- オンロード走行
- 峠無双!ツインエンジンはやはり良い
とにかく回せば回すだけパワーが出るので、細身の車体と相まってひらひら走ります。
しかし、21インチのフロント安定性があるので、リアステアでズバッと曲がりつつも頭は残しているので安全性も高いですね...競技スキーみたいなテールで切る走り。 - 高速無双!(ただしカウルがないので地獄)
高速も常軌を逸した速度を出さないなら余裕(FT15に交換で100km/hで8000rpm前後)で、単気筒のように余裕がない感じもなくまだまだ伸びる...と言いたいところなんですが、カウルがあるにせよスポイラーがないので風圧が凄まじいので60km/h以上出したくない感じなんで風防つけたほうがいいですねこれ。安定性とかはバツグン。 - やや悪路!相性の悪い轍が気になるも快適
タイヤのせいとか後ろが重すぎとかのせいもあるかもしれませんが、なんか微妙に轍があるところで、車体がフラフラする(ハンドルが取られるわけでなく、車体が左右に揺れる。パンクみたいな感じ)のが少し気になるんですが、それ以外はゆったりしたサスのおかげで快適そのもの。60km/h前後の巡航が一番気楽なので免許にも優しい。 - ガチ酷道!どんとこい!
林道まで行かない酷道は楽勝だと思われます。まさに水を得た魚のようにきびきび安心して走ることができます。 - 市街地は結構しんどい
なんせ低速・低回転・低開度がすさまじくないので、交差点や右左折はやや注意が必要。ドカとかだと思えばまあそんなもんか...と思える。
- 峠無双!ツインエンジンはやはり良い
- オフロード走行
- 合法林道軟路面無双!
GP110がガレに弱いツーリストくらいグリップするせいもあるんですが(TW302よりは確実にグリップする)、F3.00-21とサスの絶妙さもあってガンガン突撃していけます。轍が少々あろうと、ハイパワーでフロントを解放してやればヒョイっと乗り越えることもできるので、車等々の轍が少々あるようなダートは想像以上に突撃していけます。 - ガレは弱め
GP110濡れた岩系のガレではさすがにオンタイヤ的な滑り方になり、そうなると重い車体が負担になってきます。ガレてるので速度も出せず、低回転は使いづらい車体なので辛いですが、両足付くので気は楽ですね。 - マディ気味もまあまあ
GP110はすごい!ただし重くパワフルすぎてあんまりぬかるんでるとマズいと思います。 - 浮き砂利は怖いが突撃できる
フカフカの砂利はやはり沈みますが、フロントの突破力を信じて突き進めば存外になんとかなります。ただし、低速度になると低速低回転のなさが響くのでクラッチワークでなんとかしないと危ない。
- 合法林道軟路面無双!
- エンジン特性
- 低速・低開度・低回転はないと思う
これツーリングバイクですよね?昨今のインジェクションの反応性のよさや、環境規制からくる低回転重視のセッティングになれてると、負圧キャブの反応の遅さや、下のなさはかなりのもの。半クラッチで調整してやらないといけません。あとは純正スプロケだとそうでもないですが、スプロケ上げたらちゃんとギヤ落としてやらないと落ちます。 - 5-6000rpmでの巡航感
そのくせ、回さないと走らない...というわけでもなく、5000-6000rpmくらいでタラタラ流してやると、燃費よさそうな感じの走りになります。ガツンと加速してやってさっさと巡航するロープレッシャーターボのような走りがよさそう。 - それ以上は神の領域
腐っても2stキラーの血統、13500rpmのレブまでよどみなく回ります。これツーリングバイクですよね? - オフロードでは苦戦を強いられる
脳細胞が断線している危険運転する人はともかく、林道での常識的な速度(0-40km/h)における操作性は絶望と言わざるを得ません。クラッチ操作しなくていいラインが2速5000rpmくらいになるので、それ以下、もしくは登りが絡むシチュエイションだと半クラッチ必須で、半クラッチが甘いとまったく走らなくなります。だが、視界の開けた所などを40km/hあたりで走るような状況だとさすがに快適です。
- 低速・低開度・低回転はないと思う